未定

未定。すべてが未定。

人生は未定。何も定まってない方が、自由に生きる事が出来る。

このブログも未定。どのようになるかも分からない。

SFC修行している記事:https://901-sfc.hatenablog.jp/

2018年7月以前の記事(アメブロ):https://ameblo.jp/kumai-3







【北海道20190720】北海道 焼尻島・天売島の旅 そのさん~増毛を経由して帰路へ~

天売島からの離脱

フェリーターミナルへ戻ってきました。

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時間的には高速船にも間に合うのですが、キャンセル待ちの状態ですし、フェリーにも乗船したかったので。
あと運賃が安いし。

汽笛の音が聞こえたので、表に出てみます。

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フェリーがゆったりと入港してきました。
近くでは

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ウミネコ

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右へ左へと移動してました。

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フェリーと絡める気は無かったのですが、構図的に海鳥の背景にフェリーが来る形となりました。
ウミネコの完璧な立ち姿を狙ったみたいな感じになってるけど。

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フェリーターミナルに横付けされました。
この後、人や車両の乗降が行われ

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天売島を離れる時間がやってきました。
このフェリーが焼尻や羽幌へ向かう最終便です。
残った方々は島の住民や、天売に宿泊にする方々でしょうね。
ちなみに高速船はキャンセル待ちでしたが、フェリーの方はかなり余裕があったみたいです。


定刻通りに出航して、焼尻島へ向かいます。

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天売島が遠くになっていきます。
おそらく天売島では、お祭りの第二部的な催しが始まったことでしょう。

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フェリーは焼尻島へと入港します。
一部は焼尻島で下船していったので、焼尻島の方々が帰路についたのでしょうね。

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焼尻島と天売島、小さい島ではありますが、見どころはたくさんありました。
光の具合が良かったので、夕焼けモードにしてみます。

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この写真を撮影した時、島の部分がオレンジ色に染まっている事に気づいたのです。
オレンジに染まっているということは、この部分の雲が薄くなっているということ。
それなら、夕陽を見ることが出来るのではないかと思ったのです。


そんなことを考えつつ、フェリーでは合計90分の船旅を終えて

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羽幌フェリーターミナルへと戻ってきました。

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帰りにお世話になったフェリーに別れを告げて、本日の宿へと向かいます。
といっても連泊だし、フェリーターミナルから歩いても15分のところだけど。



夕陽を見に

宿で時間調整をして、夕陽が見えるか行ってみたところ

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夕陽が見えました!


ちなみにここは、はぼろサンセットビーチという場所です。
遠くに焼尻島と天売島が見えますね。

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雲の関係で、水平線の向こう側というわけにはいきませんでしたが、夕陽が沈んでいく様子を見ることが出来ました。


ちなみにこの日の夕飯は

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相変わらずのセイコーマートのホットシェフですが何か。
ナポリタンはおいしそうだからつい買っちゃった。



最終日の移動

当初の予定より30分ほど早く移動開始。
まずは

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前日も訪れた『はぼろサンセットビーチ』へ。
モニュメント等があったのですが、日没後だったので、改めて撮影しに来ました。

ビーチでは

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昨日の夜からか、それとも今朝早く来たのか、すでにテントがいくつも設置されていました。


ここから最終目的地である新千歳空港を目指すのですが、羽幌を出てからしばらくは

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このように海沿いの道を走行します。
この日はきれいな青空が広がっていて、海沿いの道を走るだけでも気持ち良かったです。
景色が良いと、運転も楽しめますね。

ちなみにここ、初日にも走行しているのですが、夜間だったのと時間に追われていたので……。



増毛町国稀酒造

今回、新千歳空港発着にした最大の要因がこちらです。

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国稀酒造』さんに寄るためです。

国稀酒造は日本最北の酒造です。
せっかく近くまで立ち寄るのであれば、蔵元に行って限定のお酒を手に入れたいじゃないですか。
ということで立ち寄らせていただきました。

国稀酒造では、土日祝に限っては蔵の内部が見学できるようになっています。
特に説明はありませんでしたが、大きな樽には日本酒が眠っているのでしょうね……。

そして、国稀酒造の内部には

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増毛の看板がありました

もちろんこれは実際の駅名標を真似たものです。
ちなみに、つるつるのほうには

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カツラがあったのは偶然でしょうか。

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ヒグマの剥製です。
置いてある位置的に、冷蔵庫で冷やした酒をクマが呑んでるように見えます。
あと、クマだからってくまモンの手提げは安直すぎるのでは……。

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そういえば、日本酒の擬人化なんていう話もありましたね。

表には

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水汲み場がありました。
こちらの水は

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このように、ペットボトルを持っていれば誰でも汲むことが出来ます。
到着した時には、地元の方が水汲みされていました。


ちなみにこの日、新商品のドレッシングが販売開始になったそうで。
午前中に訪れたのもあってか、袋詰めを行っているところでした。



増毛駅

ここまで来たら、すぐ近くの増毛駅跡にも行ってみましょう。

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かつてはここまで、鉄道が来ていたのですが、残念ながら留萌~増毛間は廃線となってしまいました。
しかし、鉄道設備はこのように残されています。

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駅名標も当時のままですね。

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線路は残されていますが、信号は既に取り払われています。
あと、駅のホームにあった謎のもの

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説明が書いてありますが、なんだか良くわかりませんね……。
それよりも

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このツタがまとわりついた木の方が気になりました。
『木』だけに。


駅舎内に行くと

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ヘッドマーク掲示されていました。
今から2年半前の事ですね。

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駅の設備もひっそりと展示されていました。

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駅舎は飲食などができるスペースに有効活用されています。
駅名札は当時のままでしょうか。


一通り駅を見たので、次の目的地へ移動します。



道の駅 石狩「あいろーど厚田」

海沿いを走っていると、きれいな道の駅に到着しました。

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駐車場は広いのですが、天気も良いからか、かなり埋まっていました。
施設内には

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地域ごとのポスターが貼られていました。
一つ一つが独立しているのですが、3枚合わせるとひとつの絵になるという仕掛けです。

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展望室へと向かってみます。

すると

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絶好の行楽日和ですね!

砂浜にはたくさんの家族連れの姿が見えますし、青い空と白い雲、青い海ですよ。
北海道にいるとは思えない光景ですね。

せっかくなので道路の反対側にも行ってみましょう。

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石碑が読みにくいですが、『あいロード 夕日の丘』と書かれています。
この日は夕陽が特にきれいに見えたでしょうね……。

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こちらの方が海を間近で感じられますが、景観としては展望台からの方が良さそうですね。

この場に何時間でも居たい気持ちもありますが、そうも言っていられないので、移動を続けます。



回転寿司 トリトン

今日のお昼はこちらです。

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『回転寿司 トリトンにやってきました。

北海道の回転寿司といえば、この『トリトン』の他に『なごやか亭』や『根室花まる』が有名ですね。
とはいうものの、『根室花まる』以外の店に行ったことが無かったので、行ってみることにしました。

昼時を少し過ぎた辺りでしたが、10組以上の待ち客がいました。
店内で待つ以外にも、駐車場に停めた自分の車の中で待つこともできます。
車内で待つ場合は、呼び出しベルを渡され、そのベルが鳴ったら店に戻るという流れです。
車内で待ってる理由も無いので、店内にて30分ほど待機してからカウンターの席へ。

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まずは『道東さんま』から。
やっぱり道東のさんまは脂がのってておいしいですね。

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続いて『松前数の子』を。
来月は函館に行く予定なので、本場の味を楽しめるかな……。

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『帆立二段重ね』です。
肉厚で甘い帆立がずっしりと重くのしかかっています。

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こちらは赤身などの切り落としですね。
その日によって内容が異なりますが、これで190円(税抜)はお得だと思いますよ。


このほか、地魚の3種盛りを頂きました。
時間もそれほどなかったですし、食べたいものは一通り食べられたので良かったです。


この後はレンタカーを返却して、帰路につきました。



総括

一年越しとなりました天売島と焼尻島の訪問。
すっきりとした青空というわけにはいきませんでしたが、穏やかな気候の中、散策することが出来ました。
離島は、島ならではの空気が漂っていますよね。
同じ時間を過ごしているはずなのに、どことなくのんびりとしている感じがして。
車や人の数も多くないので、周りに流されずに自分のペースで過ごす事が出来るのが、島の魅力でしょうね。
船に乗らなければならないのが欠点ですけど。
海が荒れれば欠航することも多いですし。


天売のウニまつりは楽しかったのですが、どうしても移動に時間が掛かってしまうので、毎年というのは難しいかもしれませんね。
寄り道とかしなければ、高速バス等を利用して訪問するのも良いかと。
稚内ルート、新千歳ルートと来たので、次は旭川ルートでも試してみましょうか。
でも、確実に山越えルートなんだよな……。

【北海道20190720】北海道 焼尻島・天売島の旅 そのに~天売島へ初上陸~

天売島へ

天売島へは高速船で移動します。
焼尻島では10分足らずで出発となるので、下船が終わったらすぐに乗り込みます。
そして安定の展望デッキへ。

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あっという間に焼尻島を離れます。
天気のほうは

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少しずつ雲の切れ間から青空が覗いてきました。
海風が気持ちいいです。

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焼尻島からの航路は、反時計回り(左回り)で天売島へと向かいます。
そのため、進行方向左側には焼尻島がしばらく見えています。

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やっぱり、海には青い空が似合いますね。

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焼尻島の全景です。


高速船だと、焼尻島から天売島まで15分。

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昨年は断念した天売島のフェリーターミナルが見えてきました。

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『夢の浮島』へようこそ
という歓迎を受けつつ

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今回の主目的の『天売ウニまつり』が開催されている会場です。
『第○回』というのは書いてないんですね。

そして

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天売島に初上陸しました。
船が到着すると、宿の人たちが一斉に出迎えてくれます。
今回は日帰りなのですが、宿泊する場所によっては、この時点で観光に不必要な荷物を預かってくれるようです。
身軽な状態で観光に行けるのはありがたいですね。



天売ウニまつり

さて、今回の主目的のウニまつりですが、販売ブースと飲食スペースが別れていて、販売ブースでは

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このようにウニが売られていました。
大きさによって値段が区分けされ、小さいものは100円、中くらいのものは200円、写真の大きいものは300円でした。
大きいウニだけ、1人2個制限がありましたが、他は特に制限が無かったようです。
そして、このウニは獲れたてというか、まだ生きている状態で周りの棘が動いている状態でした。

このウニを購入すると

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バケツに入れられます。
1人なのでこの量ですが、大勢で来ている人は、バケツいっぱいにウニを入れて持ち運んでいました。
このウニを反対側に持っていくと割ってくれるのですが、この際に生で食べるか焼いて食べるか聞かれます。
生で食べる場合は、大きく左右に割くのですが、焼いて食べる場合は穴を一つ開けるだけです。
写真は小サイズの生食用です。

生で食べる場合も焼きで食べる場合も、渡されるウニは同じですので、仮に焼きが甘かったり、焼かなかったとしても問題ありません。
ただ、開け方が生用ではないので、ちょっとだけ手間が掛かります。
生はそのまま開けて、中をほじくりますが、焼きの場合は

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近くで蒸し焼きにします。
水蒸気が出て、落ち着いた頃が食べ頃だそうです。
写真は中サイズです。

ムラサキウニなので、身はとろっとして甘かったです。
個人的には、焼いた方が海水が飛んで食べやすかったですね。
食べる前に水を切れば良いだけの話ですけど。



天売島観光

一通り食べたところで、フェリーターミナルへ。
船が到着した直後だと混雑していますが、今の時間帯は到着便も出発便も無いので、ゆっくり撮影できます。

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こちらが全体です。

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天売島の看板と

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ターミナル入り口です。

ここからは海鳥繁殖地ガイドツアーに参加します。
ツアーは本来、『海の宇宙館』から出発となりますが、この日は『天売ウニまつり』が開催されていたからか、フェリーターミナルからの出発となりました。
ちなみに、『海の宇宙館』の場所は

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フェリーターミナルから左手に行った先にある

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左上の建物になります。
歩いて10分もあれば到着できると思います。

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入館は無料ですので、ツアーに参加しない人も気軽に訪れることが出来ます。


ここで、天売島の話を少々。
天売島は島の東側に住宅があるのですが、道道沿いに家がある程度で、他は人の住んでいない地域となっています。
人口は300人ほど。
昔はニシン漁が盛んで、『ニシン御殿』で有名な小樽や増毛に続いて、3番目に多かったそうです。
漁期となる3月と4月の2ヶ月間で、現在の紙幣価値にして最大10億円を稼いだ人もいたそうです。
ところが、昭和30年頃にニシンが獲れなくなってしまい、同時に住民も徐々に減っていき、今の人口になったそうです。
現在の漁業は、ウニをはじめ、ホタテや水だこ、赤ガレイ、ホッケやナマコなどを獲っているそうです。
特にナマコは、乾燥させたものが中国で人気のようで、中国の方がわざわざ買い付けに来るそうです。

焼尻島との一番の違いは、生息しているものにあるそうです。
焼尻島は植物がメインで、海鳥もほとんど姿を見せません。
一方で天売島は、海鳥の楽園とも呼ばれるほど、多数の海鳥が生息しています。
その数は全体で100万羽とも言われているそうです。
ただ、天売島にはマムシも生息しているので、安易に草むらへは入らない方が良いそうです。
ツアー中にも草葉の陰にひっそり隠れているマムシがいました。


定員いっぱいの参加者を乗せたマイクロバスが最初に訪れた場所が

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黒崎海岸です。
ここはウミネコの生息地となっていて、多くのウミネコを観察することが出来ます。

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写真だとわかりにくいですが、画面中央にいるウミネコ、こちらがヒナになります。
成長すると白くなるそうです。
色だけでなく、鳴き声も異なっていて、ヒナの鳴き声は「ピー」という甲高い声になっています。

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道路上にウミネコがいますが、ここに来るまでの道中、多数のウミネコがこのように道路上で羽を休めていました。
バスが近づいても逃げる様子も無く、慎重に走行していました。

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しばらくウミネコの様子を観察した後、次の目的地へと移動しました。

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次は赤岩展望台で下車となります。
多数の穴が開いていますが、これはウトウの巣だそうです。
既に巣立ちを終えているヒナも多かったのですが、中を覗くとヒナが日暮れを待つ様子がうかがえました。

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灯台がありますが、ここは特に触れられませんでした。

ここの海は

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積丹ブルーに匹敵するくらいきれいだと言っていました。

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高台に行くと焼尻島が見えました。
遊歩道には野鳥の説明がありました。

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こう書いてあると、この巣穴がウミガラスのもののように見えますが、全部ウトウの巣のようです。

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そのウトウの説明です。

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ウミネコの説明もありました。

そして、赤岩展望台から見える海の景色は

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海の水が澄んでいてきれいです。
薄曇りの状態だったのもありますが、これが青空だったらもっときれいな色だったんでしょうね。

岩場をよく見てみると

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ケイマフリの姿がありました。
ガイドさんの話によると、ここまではっきり姿を見せるのは珍しいとのこと。

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ちなみにこちらが『赤岩』と呼ばれる岩です。
ほんの少しですが、ケイマフリが飛んでいる姿があります。

一通り見たところで、バスに戻ります。

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見ての通り、周辺には建物はありません。
バスの奥にあるのはお手洗いです。


ここまでで島の半周が終わりました。
さらに進んでいくと

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千鳥ヶ浦園地に到着です。

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この山の上に小さくポツンと見えるのは、天売島で最も高い位置にある施設です。
見張り台だか何だかの設備だったはず。

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植物に詳しくないので良くわかりませんが、様々な植物が自生しています。
思い思いに参加者は撮影しつつ

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野鳥と断崖を観察できる建物に向かいました。
建物内からの景色はこんな感じです。

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さて、最後の撮影地の観音崎展望台へと向かいましょう。

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ここからも焼尻島を見ることが出来ます。

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この辺りは、先ほどの反対側ということもあってか、あまり海鳥の姿は見かけませんでした。


天売島の景色を堪能した後は、フェリーターミナルへ戻ります。
こちらのガイドツアーは、90分のコースで2,000円となっています。
焼尻島よりも高低差があるので、自転車よりもスクーター等の方が良いかもしれません。
スクーターのレンタルもあります。

ガイドさんの話を聞きながら巡ると、色んな発見もあるのでお勧めですね。
何度も訪れているのであれば、自分だけのお気に入りの場所をめぐるのも良いかもしれません。
ちなみに天売島も信号機は一つだけで、小中学校の前に押しボタン式の信号があるだけだそうです。



長くなったので続きます。


北海道 焼尻島・天売島の旅 そのさん~増毛を経由して帰路へ~

【北海道20190720】北海道 焼尻島・天売島の旅 そのいち~焼尻島へ再上陸~

羽幌へ移動

新千歳空港到着が3時間以上遅れてしまったので、急いでレンタカーを借りて移動を開始しました。
詳しくはこちら
いつもなら、何か所か休憩する場所を設定しつつ移動するのですが、今回ばかりはそのような余裕もなく。
今日の宿泊地を設定したところ、到着予定が22時40分と表示されるという。
宿の門限、22時って言われたんだけど……。


ということで、1箇所だけ休憩した後は、ひたすら車を走らせ続けました。
なるべく暗くなる前に高速区間を抜けたかったので。
そして、到着は20時40分頃のことでした。
もちろん、法定速度は守りながらの運転ですよ。
正確には保険で過失が取られない程度の速度だけど。


宿に到着して、ささっと入浴を済ませ

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途中で調達した夕飯を頂きました。
やっぱり、セコマのカツ丼は良いですね。



高速船で焼尻島へ

翌日は焼尻島・天売島へ。
この日は、天売島でお祭りが開催されていたこともあって

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高速船は満席の状態となっていました。
前回利用した時は空席が目立つレベルでしたが、さすがに今回はかなり混雑していました。
キャンセル待ちをしている人も多かったです。
数日前に予約しといて良かった。


乗り場へ向かうと

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こちらはフェリーの『おろろん2』号です。
フェリーは300人乗船できるので、満席になることは無いそうです。
フェリーへ乗船するには、出港時間の30分前に窓口で乗船券を購入することになります。
予約は車両を積載する場合のみ受け付けていて、人のみの乗船は当日先着順だそうです。

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一方、こちらは高速船の『さんらいなぁ2』号です。
乗船定員は100人ほどと小型のため、こういったイベント時には満席になるようです。
高速船は予約が必要で、当日空席があった場合のみ、予約無しでも乗船することができます。
今回のように、イベント開催時は予約したほうが無難です。
なお、キャンセル料は発生しません。

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船に描かれているのは、『観音崎らいな』というキャラクターです。

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パネルは帰りに撮影。

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行先案内です。
高速船・フェリーとも、羽幌~焼尻~天売という運航です。
天売島への直行便はありません。


座席は自由席ですが、船内にいると酔ってしまいそうなので、外のデッキに出ます。
昨年は悪天候でデッキが封鎖されてたんですよね……。

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大きく描かれた太陽と星ですが、この2つがこの位置関係で見えることが無いという。


高速船は定刻通りに出航となりました。

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フェリーは30分後に出航です。
低い雲が立ち込めていますが、幸いにも雨は降っていません。

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天気が良ければ、この方角に利尻富士が見えるそうです。
残念ながら、雲に覆われて見えません。
というか、黒い煙は何だったんだろう。


高速船で20分ほど

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焼尻島と天売島が見えてきました。
はっきり見えているのが焼尻島、奥に見えるのが天売島です。

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焼尻島が近づいてきました。
港に入る前に、汽笛を鳴らして入港することを伝えます。

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港に入りました。
そろそろ下船準備を始めましょう。
予約名簿を見た限り、焼尻島で降りるのは5人程度。
大半は天売島へ向かうようです。



焼尻島観光

1年振りに焼尻島へ上陸しました。

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1年前は船酔いしてたからな……。
ここからは、観光ハイヤーに乗車します。
レンタサイクルもありますが、いろいろな解説を聞きながら島巡りした方が楽しめますし。


ハイヤーに乗車後、焼尻島の紹介がありました。
焼尻島は以前、3,000人ほどが住んでいたそうですが、現在は200人程度に減少してしまったそうです。
高齢化も著しく、平均年齢は70歳以上になっているそうです。

島の警察官は1人で、任期は2年間とのこと。
その後は延長することなく、別の場所へ転勤になるらしいです。
噂だと自分の希望する場所へ行けるらしい。
なお、赴任する警察官は配偶者のいる人が必須条件になっているそうです。
理由は、警察官が見回り等で留守にする間、配偶者が万一の時の電話番をするためだそうで。

学校は小中学校が隣同士に建っていますが、現在は中学生はおらず、事実上の休校状態とのこと。
小学生も半数は赴任した警察官の子供ということで、純粋に島で生まれ育った子は数名しかいないらしいです。
そのためか、運動会は子供たちだけでなく、保護者や教師などその場にいる人が全員強制的に参加させられるそうです。
ある意味、島のお祭りみたいな感じですね。
『その場にいる人』ということで、場合によっては観光客すらも『旅人チーム』としてリレーに参加させられるとか。


そんな話を聞きつつ、名所を巡ります。
昨年は天気が悪かったのもあって、車内で過ごすことが多かったのですが、今回は雨も降っていないので、周辺を散策する時間がありました。

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天気が良い日は、利尻富士利尻島)まで拝むことが出来るそうです。
さらに礼文島まで見える時もあるとか。
ただ、礼文島まで見える時は天候が荒れる前兆ということで、景色は良いけどあまり嬉しくない現象とのこと。

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オンコの木です。
まるで盆栽のようにも見えますが、全く手入れをしない状態で、このような形を保っているそうです。

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『オンコの荘』という看板がありました。
何かというと

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この木の間の入り口から中に入ることが出来ます。
中に入ると

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オンコの木が間近で見られたり

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ちょっとしたスペースがあって、中でくつろげるようになっています。

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足元にもきれいな花が咲いていました。


車に戻り、次の場所へと移動します。

焼尻島ではめん羊が飼育されていて、塩分の含んだ牧草を食べているので、肉は柔らかく臭みもないそうで。
めん羊の数は500頭ほどと、人よりも羊のほうが多いそうです。

羊の餌となる牧草ロールですが、羊は乾燥させた草を食べさせるため、ビニールを巻かずに保管するそうです。
北海道を走っていると、牧草ロールがビニールで覆われているものを多く見かけますが、そちらは牛用だそうです。

焼尻島にはカラスもいるのですが、7月頃が最も多いそうです。
カラスは羊の毛をむしって巣作りをしたり、引き潮の時にウニを拾ってきて、地面に叩きつけて割って食べているとか。
さらに賢いカラスは、フェリーに乗って天売島まで行って、食料をあさって再びフェリーで戻ってくるそうで。
自力で飛ばず、体力を温存しているとか。
ただ、カラスも冬の寒さには耐えられないのか、毎年冬が終わるとカラスの数が減っているそうです。


そんな話を聞きつつ

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羊が放牧されているところにやってきました。
たくさんの羊が放牧されていて

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木陰で休んでいるのも多数いました。
ここにいる羊はすべてメスで、食用ではないそうです。
毎年、10月頃にこの中へオスを放って、翌年の春頃に出産という流れだそうで。
今の時期は妊娠している羊はなく、お腹が膨らんでいるのは全部脂肪だそうです。
ちなみに、食用になるのは生まれてから1年経たない羊の肉だったかと。


羊の見学が終わると、最後の見学場所へと向かいます。

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奥に天売島が見えます。
ここに展望台があるのですが

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看板が吹き飛んでしまったのか、何も書いてありませんでした。

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雲が重いですね……。
晴れていればという感じでしょうか。

振り返ると

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天売島が一望できます。
ウィキの天売島のページにある写真はここからの写真ですね。


この後はフェリー乗り場へ戻りますが、今回はツアー客がいたからか、郷土資料館の前で停車しました。
ここで、ハイヤーの乗客全員降りてしまい、最後は貸し切りの状態でフェリー乗り場へ。

観光ハイヤーは1人1,400円という安さなので、ぜひとも利用してほしいですね。
レンタサイクルも2時間で800円なので、体力に自信がある方や自分のペースで巡りたい人はお勧めですね。
ただ、大半の人は借りた時は笑顔でも、返す時はしんどそうな顔になってるらしい。


郷土資料館に行かなかったのは、別の目的があったから。
自分の足で、焼尻島を散策します。

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レンタサイクルの場合、こうやって自分のお気に入りのシーンで足を止めて撮影できるので、そういった点では良いかもしれません。
この時は徒歩でしたけど。

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記念碑がありました。
何気に観光ハイヤーでは一切触れなかったという。

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ここからも天売島がギリギリ見えますね。
ちなみに、目的地はここではありません。

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信号です。
何の変哲も無い信号のように思えますが、焼尻島で唯一設置されている信号機です。
なぜこの場所に設置されているかといいますと

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小中学校の前だからです。
ちなみに、手前側が中学校、間に体育館、奥が小学校のようです。
信号の反対側には

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海沿いにグラウンドがありました。
タンポポが咲き誇っていましたが、うっすらとトラックの線がありますよね。
校舎とグラウンドを結ぶための押しボタン式の信号機が設置されているのです。


フェリーターミナルへ戻りましょう。

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海がきれいだったり

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アジサイがきれいだったり
周辺を散策するだけでも、のんびりとした時間が過ぎていて、居心地が良かったですね。

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フェリーターミナルを出てすぐのところの看板です。
一周12kmなので、アップダウンがあることを考えなければ、レンタサイクルでも十分巡ることが出来ます。

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港の全景です。

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ウニの殻が落ちていました。
カラスにやられたのでしょうか。


フェリーターミナルへ戻ると、貼り紙がしてありました。

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焼尻発の高速船の予約状況です。
午前中の羽幌行き、午後の天売行きを除いて、全て満席ということです。
次に乗るのは11時45分発の便ですが、こちらも予約してあるので問題ありません。

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高速船ですが、繁忙期という事で7月と8月の運賃が高くなるのですが、毎年のようにこのキャンペーンをやってるんですよね。
そのため、高速船の運賃は繁忙期の方が安いという状況。
いつまで続くかわかりませんが、両島を訪れる人にとってはありがたいですね。
運賃だけ比較すると、高速船よりフェリーのほうが若干安いです。

暇だったので表で

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焼尻島と

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天売島ののぼり旗を撮影。
似たような形ですが、見比べると天売島のほうが隆起しているのがわかりますね。


高速船を待っていると、天売島からのフェリーが到着。
団体のツアー客が降り立ったのですが、観光ハイヤーに全員乗れなかったようで、半数はフェリーターミナルで待機となっていました。
周辺の散策といっても、初めて訪れる地ですからね。
どこに何があるかわかりませんし。
それに郷土資料館くらいしかないし。
1時間ほど暇そうにしていました。
こういう時、個人旅行で良かったなって思いますね。
ある程度、プランは自分で決められますからね。
時間調整とかも自由ですし。


焼尻島は前回、さらっと周遊しましたが、改めて見ると色んな発見がありました。
観光ハイヤーも前回よりゆっくりと巡れましたし。




この後、天売島へと移動しますが、長くなりましたので続きます。


北海道 焼尻島・天売島の旅 そのに~天売島へ初上陸~

【ライブ感想】宇佐美日和 5th ANNIVERSARY LIVE~Shiny Melody♪~

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5周年のお祝いという事で昼夜行ってきました。
昼の部は立ち見、夜は着席という形でしたが、やっぱり着席の方が落ち着きますね。
最近はライブというものに、ほとんど参加してないので、2時間超の立ちっぱなしはかなりきつかった。
翌日何も無ければ、騒いでも良かったんだけど、ちょっと大事な用事があったのでね……?


昼の部はゲストを交えながら、明るめの盛り上がる曲を中心に。
最初の方は緊張してた様子で、ちょっと心配になるレベルだったけど。
数曲歌った辺りでは、いつもの感じに戻ってたので一安心。
ミスがあったとしても、楽しんで歌えていたので、それで良かったと思うし。

最後の方で、2曲連続と言っていたのに、1曲目で締めの挨拶をしてるなーって思ったら、案の定1曲目で捌けようとしたし。
あまりに自然の流れで、一瞬「あれ、2曲歌ったっけ?」と思うほど。
次の曲が流れて「ですよねー」って思ったけど。


夜の部は着席。
やっぱり着席の方がゆったり観られるし、個人的には楽しめるね。
多少眠くはなるけど。
優しい歌声に耳を傾けながら、日頃の疲れもあってうとうとと……。

夜の部はゲストや生演奏でしっとりと。
生演奏の音が微妙に大きかったような気がしたけど、あんなもんなのかな。


本人は終始楽しそうにしてましたし、それだけで個人的には安心したというか。
完璧にやったとしても楽しそうにしてなければ、何となく物足りなさを感じるし。
多少ミスがあっても、心の底から楽しんでいれば、こちらも楽しい気持ちになれるので。

それにしても、5年でずいぶんと曲数が増えたもんだ……。
30曲くらいだから、単純計算で2ヶ月に1曲増えてく計算に。
凄いなぁ……良く頑張ってるなぁ……。
これはあくまで通過点だけどね。

【イベント感想】ぴよッス!藤川茜トークライブ~紫陽花の季節に浴衣でピコッと♪~

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画像はチケットページから拝借。

隅の方で隠れて参加してきました。
詳しくは誰かが書くと思うので、ここではざっくりとした感想を。

ちかちーがかわいかった!

いや、茜ちゃんの可愛さはみんな伝えると思うし。
今回の参加の決め手は、ゲストにちかちーの名前があったからだなんてことは……。




イベントは5分ほど押してスタート。
まずは茜ちゃんがリクエスト曲などを交えつつ数曲披露。
あと、今回のイベントで12ヶ月連続のイベント参加という事で、この1年のイベントの振り返りを。
ときチャレのイベントが大変だという事は伝わった。

その後、ゲストを交えてのゲームコーナー。
黒ひげ危機一髪、借り物競争、ロシアンルーレットの3種類。
失敗したり一番遅かった人は罰ゲームというもの。
最後、みなちゃん罰ゲームやってなかったよね。
個人的に、贔屓目とか抜きにして、ちかちーの罰ゲームが一番出来が良かったと思った。
ちかちーはやれば出来る子。
あと、茜ちゃんの罰ゲーム時の客席の無駄な一体感が凄かった。

ところで、プレゼント抽選の時に5人選んでたけど、「誰が」という時点で3択になるから、3人でも良かった気がするし。
でも、そうすると最後の方に選択権が無くなるし。
開演まで時間があったので、入場時の整理番号(と呼んでも良い名前)を書いて貰って、そこに予想してもらうという方法でも良かったかも。
「誰が罰ゲームをやるか」だけ書いておけば、ゲームのネタバレにはならないし。
個人名を書いておいて、1と2は1名のみ、3は該当なしや全員もある事を書いておけばいいし。
全て当てた人の中から抽選でプレゼントという形にして、該当者が居ない場合は予想した全員の中から敗者復活的にプレゼント抽選すれば良かったかな。と。

ちなみに最後のロシアンルーレットだけど、茜ちゃんが失敗した時点で、どちらか一方も失敗という結果になるんですよね。
パクチー入りが2個、普通のが2個なので、茜ちゃんが普通のを食べた時点で、普通のは残り1個となるので。
ちかちーとみなちゃんが単独という確率はあったけど、茜ちゃん単独は無かったという。


ミニゲームに続いて、3人での『オープリティーフェアリーガール』の歌唱。
この曲は、サビの振り付けがかわいいから好きなんですよね。
前にも触れた事あるけど。
というか、この曲って音源化しないんですかね。
「誰が歌うか分からない」んだったら、色んなパターンを収録して、アルバム的に販売するとか。


後半は朗読を2本。
佐久間茜に関するオリジナル作品と、伊澄いずみに関するオリジナル作品でした。
いずみちゃんのは半分くらい宣伝だった気がする。
朗読というより、生アフレコな気がしたけど、サポートの2人も味が出てて良かった。
みなちゃんの面接官とか、ちかちーの猫とか。


最後にエンディングっぽい曲とアンコール曲を歌って終了となりました。




今回のイベントは、割と安心して観ていられましたね。
誰とは言わないけど、極端に暴走する人とか居なかったから、そんなに振り回されて無かったし。
という事もあってか、ゲスト2人に対して先輩というかお姉ちゃんっぽく振舞ってたのが印象的だった。
2人に対して気遣ってる姿が垣間見れたし、個人的にはほっこり出来て良かったかな、と。
ほったんがゲストの時は、それはそれで面白いんだけど。

次のイベントはいつになるのかなー。
いずれはちかちーメインのイベントとかあると良いな……。

【北海道20190622】北海道・洞爺湖の旅~下見を兼ねて~

概要

今回は北海道に行ってきました。
初日は札幌市内、二日目は洞爺湖へ向かいました。



札幌市電乗り回し

当初の予定では、秘境駅を巡ろうと思ったのですが、雨が強く降るという事だったので予定変更。
この日、管理人がきてたっぽいけど。


秘境駅に行く事しか考えてなかったので、この時点で特にやる事が無くなってしまいました。
空港でお土産を物色して、ホテルに手荷物を預けて移動開始。
そういえば、札幌には何度か来てるけど、札幌市電に乗った事ないなと思いまして。
札幌市内なら、いくらでも暇潰せるし、とりあえずその方向で。


札幌駅から地下通路を通って、まずは札幌市電外回り線に。
この時点で12時を回っていたので、気になったお店があったら途中下車しようと思ってました。
しかし、結局ピンとくる店が無くて、『電車事業所前』で下車。
あまり長く乗ってても仕方ないですし、一日券を購入するつもりだったので、どこで下車しても問題ないし。

その後は西4丁目まで戻ろうと外回り線に乗り込み、ふとあるお店の存在を思い出したので検索。
すると、さっきまでいた『電車事業所前』が最寄り駅という事を知り、慌てて逆戻り。
歩いて10分ほどで

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根室花まる 南25条店』に到着!


根室花まる』なら間違いありませんからね。
時刻は14時を回っていましたが、この時間でも10組くらいの待ち客がいました。
ただ、ちょうどお客の入れ替わりのタイミングだったようで、次々に呼ばれていったお陰で、10分ほどで座席に。

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真いわし

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時知らずとさんま

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道産真いかと知内にら軍艦

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とろ銀鱈と生サーモンハラス

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炙りさんまポン酢

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アスパラ巻き


これだけ食べて、2,500円いってませんからね。
上出来ですよ。


食後は市電の乗り潰し。
一度、西4丁目まで戻ってから、内回りに乗り換えてロープウェイ入口で下車。
藻岩山に行こうと思ったのですが、強風で運行間隔が空いていたし、どうせなら景色の良い時に行きたいし。
何より観光バスが停車してたので、恐らく団体客が山頂にいるだろうという事で回避。
ロープウェイ入口からは、外回りの方が西4丁目まで早いのですが、確実に座れる内回りに乗車。

地下通路を通って札幌駅に戻って、夕飯の調達を。
夕飯は

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ホテル近くにあったイオンで半額の総菜を買い込んで終了となりました。



洞爺湖に向けて

翌日は新千歳空港でレンタカーを借りて、洞爺湖を目指します。
ちなみに、洞爺湖へ向かう理由は、今度の旅行の下見です。
ルート的なものじゃなくて、どんな景色が楽しめるのか、駐車場の有無なんかを見て回るのが、今回の目的です。


まずは支笏湖
ここは、駐車場が有料だったのでスルー。
そういった事前情報を集めるのが目的ですからね。
有料駐車場以外で、どこか支笏湖を眺められる場所が無いか、ルート上で探したのですが、特に見当たらず。

次に訪れたのがこちら。

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『きのこ王国』に到着しました。

いや、正確には隣の道の駅が目的地だったのですが、なぜか休業中だったので隣にあったこちらにお邪魔する事に。
休業中というより廃業って感じだったけど。

ここではきのこ汁を始めとした飲食スペース、きのこを中心としたお土産コーナーがありました。
ちなみに、なめたけの瓶だけで10種類はありました。
小さいサイズなら、3つで1,080円ですし、気になる味をちょこっとずつ買って行くのも良いかもしれませんね。


さて、洞爺湖の近くにはもう一つの道の駅があります。

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『道の駅 そうべつ情報館i(アイ)』です。

ここからは

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昭和新山が眺める事が出来ます。
それがこちら

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窓越しだし、何か他の山に紛れてる感じがあるし。
茶色い山肌が昭和新山です。



洞爺湖を周回

この日、洞爺湖ではイベントが開催されていて、中心部には車両の乗り入れが禁止されていました。
周辺の駐車場も、どこも満車だったので……。

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中心から少し外れた場所から洞爺湖を撮影。
看板とか一切ないので、洞爺湖という感じが薄いですけどね。
天気の方は少しずつ回復してきていました。
予報では雨は降らないものの、厚い雲に覆われているとの事でしたが、実際には少し青空が見えてきました。

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現在の場所です。
地図でいうと、少し右側が中心部になっています。

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その先の駐車場で停車。
こちらでは水辺まで行けそうですね。
こうやってみると、海のようにも見えますね。

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水の駅なる施設に到着しました。
ちょうど半周くらいしたでしょうか。

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ようやく観光地っぽい写真が撮影出来ました。
この頃には、だいぶ青空が見えてきていました。
良い方向に予報が外れたようですね。

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景色は良いですね。
湖なので、水は透き通って綺麗ですね。

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こちらは一度通り掛かった時に気になったので。
この写真から少し進んだところに、駐車するスペースがあって、そこに車を停めてきました。

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ホントはこの向きで撮影したかったけど、逆光になっちゃうんですよね。

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ここも通り過ぎてしまった場所です。
洞爺湖八景』という看板通り、ここからの景色が綺麗でした。
雨上がりの青い空と白い雲という、空気が澄んでいるのでより一層、景色が良く見えますね。


洞爺湖八景の裏側には

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案内もありました。
少し歩いたところには

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看板がありました。

洞爺湖の景色を堪能した後は、この他のスポットを見学します。



帰り道

少し遠回りして、道の駅の見学。
まずは『道の駅 あぷた』へ。
ここはわざわざ遠回りしてまで寄らなくて良いかな……という感じだったので次へ。

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『道の駅 だて歴史の社』です。

こちらは

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SNS映えするものがあったので。

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こちらは公園の入口になっていまして、中に入ると

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芝生が広がっていました。
反対側には

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歴史資料館が入った建物……だったはず。


お次は

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『白鳥湾展望台』です。

駐車場から長い階段を上がると、こんな感じで景色が楽しめます。
人工物がちょいちょい入り込んでますけど。
天気も良くなったので、景色としては良いですね。


最後はこちら。

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『インカルミンタル』です。

地図上にあって、どんな場所かと思って。
で、展望広場からの景色は

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カモメです。

いや、適当に撮影してたんだけど、綺麗に撮れてますね。
実際の景色は

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まずまずといったところ。
時間があれば寄っても良いかな。
お手洗いも近くにあるので、休憩を兼ねてという感じで。

ちなみにこの展望広場には

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十二支が描かれた方位図がありました。

その後は時間の都合で、空港までノンストップで戻りました。



まとめ

今回は洞爺湖の下見ということで、洞爺湖周辺は無理に車を停める事をしなかった分、色々見られた気がします。
そもそも旅行の下見って何だよっていう気もしますけど。

ちなみに、10月の旅行ですが、この時は室蘭に宿泊するので、今回と若干異なるんですよね。
その辺は時間に余裕を持たせられるってことで。

【舞台感想】カラスカ公演『高度ブルー』

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珍しく感想を書くのは、今回は4公演観たからという。
同じ公演を何度も観るのは、一度では気付かなかった事に気付けるからという理由です。
座席の位置によっても観え方が違いますし、一度話を理解した上で観ると、各役の動きや細かな仕草などに目を向ける事が出来ます。
良い話ほど、何度観ても飽きがこないというものです。
正直な話、中には「一度観ればいいや」と思う演劇もあるし……。

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あらすじはフライヤーを見ていただくとして。
パンフレットの掲載順に、各役柄について触れようかと。
役柄の紹介というより、個人的に気になった事とかを中心に書きます。



藍川蒼真

医者たるもの、手術着を下に着込んでいるとは意識が高い……んだけど、その後のセリフで「医者じゃない」と言ってる不思議。
建前上は医者ではないとは言うものの、本音としては医者を続けたかったのかな。
そういえば、青渡島(の近くの内地)に戻ってきた理由って何だったんだろう。
交通事故の後遺症で、世界一の医者になる事を諦めざるを得なかったわけだけど、特に理由は触れてなかったような。
恐らく一度リセットするために、生まれ故郷である青渡島へ戻ってこようとしたのか。
それとも、台風が接近しているという情報を得て、近くまで戻ってきたのか。
……とはいえ、後者の場合は戻ってきた後に、ニュースで台風接近が伝えられたわけで。

かっこよくて、いざという時に頼りになる存在。
このままでいけば完璧だったのに、神様のいたずらなのか、記憶障害という後遺症が日々の生活を蝕んでいく。
なお、正確な病名は忘れました。若年性認知症ではなかったはず。

記憶が薄れていく中で、一番大事だったのが青渡島で過ごした高校時代だったのかな。
だから、高校時代の事を思い出すたびに、失われかけた記憶が元に戻っていったわけで。
青春時代が一番大事、だなんて羨ましい限りですよ。


個人的に印象に残っているのはラストのシーン。
それまでのシーンとは雰囲気が違ったんですよね。
最初は服装が違うからかな、とも思ったんですが、何回か観ているうちに服装だけじゃない気がして。
表情というか、雰囲気というか。
今までの医師の記憶が残っているシーンでは、悩みもあってか険しい表情の事が多かったと思うんですよ。
手術のシーンも、緊張感が走るので、キリっとした感じでしたし。
でも、ラストのシーンでの散歩している姿は、優しい感じがして。
「今までの蒼真とは別人」という感じがありました。
何もかも忘れてしまった蒼真の姿というかなんというか……。
服装だけで、そこまでは感じないと思うので、表情や雰囲気なんだとは思うんですけどね。



新木美穂子

役というか、荒木未歩さんがこの公演で引退するという話を知ってたので、最初の「さーやか」と言って現れるシーンから、何とも寂しい気持ちが。
でも、楽しそうに美穂子を演じる姿を観られて良かったです。

美穂子に関しては、表情豊かなところが印象的でした。
アンケートにも書いたのですが、蒼真と紗耶香が回想するシーンの時に、間に挟まれた美穂子の表情がお気に入りです。
特に蒼真が「ちゅき」と言った後の表情の変化が、蒼真に対する恋愛感情剥き出しになってて良かったかと。
蒼真と紗耶香のシーンに関して言えば、悦子おばさんが昔話をしている時、蒼真が紗耶香を追い掛けて行くタイミングだったかな。
美穂子が悔しそうな、せつなそうな表情をしてたんですよね。
自分は蒼真の事が好きなのに、蒼真は自分のことを意識してくれてない。
そんな寂しさがあったんでしょうね。
あと、星を探しに行った時の回想とかも。

そういう事もあってか、ラストシーンで航と良いムードになって、美穂子は航のことを……という流れが一切なく。
むしろ食い気味に「ダメ」ってあっさり言うのが観ている側としては面白かったです。



北村航

町医者としては立派なんだけど、蒼真が全面に出てきてしまっている以上、どうしてもヘタレな感じがあるというか。
何となく損している気がする。
そういう部分もあるからか、美穂子の心を奪えないでいるのかもしれないけど。
ただ、ラストでは勇気を出してなのか、勢い余ってなのか、美穂子に抱きつこうとしてたので、何とか状況改善したいとは思ってるようで。
残念ながら、即刻拒否されてましたけど。

医者としては、決して腕は悪くないはずなんですよね。
蒼真の代わりとして手術をする事が出来たわけだし。
たぶん、島の住民には慕われてたんだろうな……。
柳家と上野家以外には。

一番目立つ存在にはならないかもしれないけど、主役の傍に必ずいる相方の存在。
女房役というのがぴったりでしたね。
蒼真にとって、かけがえのない相方の一人、なんでしょうね。



大門紗耶香

眼科の医師が脳神経外科の手術をするなんて……と思ったけど、前に顎を縫うケガをした時、救急搬送された病院の当直が眼科の医師だったことを思い出した。
ちなみに、ちゃんと処置してくれました。当たり前だけど。

それにしても、昔は不良集団の仲間だったのに、そこから良く医師になるまで道を修正できたものですよ。
元々、頭は良かったのかもしれない。
本当は出来る子だったのに、出来る子ゆえの悩みとかがあって、ちょっとした心の隙間を埋めるために不良集団の仲間入りをしてしまったとか……。
涌井さんも警察官になったわけだし、実は見せかけだけで、噂だけが独り歩きしてたりして。

初手での失態が印象強いけど、眼に関しては一流だったんだろうな……。
本編とはあまり関係が無いから、さらっと流してたけど、涼太の目のケガが重症だったのにも関わらず、以前の状態まで回復させられる腕があった……とか。
そんな設定だったりするのかな。
目の手術では失敗したことが無いって言ってるし、腕は確かなんだろうけど。

子猫を抱いてるシーンのところ、あれはきっとファンサービスだったに違いない。



瀬戸口健次郎

つるつるになってた人。間違ってはいない。
前半では人命救助をしたり、後半では生死をさまよう重要な役柄だったり、何気に一番の注目の的だったかと。
役柄的にもそうなんだけど、凄く動きが活発だったという印象。
特に、手術台(?)で治療されるシーンから、なぜこんなことになってしまったか、という回想への転換が凄く良かった。
降りる時も結構高さがあるから、すっと降りるのも一苦労なのに、回想が終わって現実世界へ戻る時、手術台にぴたっと飛び乗ってる姿は、何度観ても凄いなって思った。
健次郎自体、体力だけは抜群にあったみたいだし。

恋愛というか、婚約に関しては……どうなったんだろうか。
余命一ヶ月の花嫁だったはずが、数ヶ月たっても弱る気配を見せずに。
でもそれは、決着がつかない延長戦に過ぎない。
いつまでも続いて欲しいと思っていても、どんな形であれ、延長戦は幕を下ろす。
そんな事を考えながら、延長戦を戦っていたが、少しずつ違和感を覚え始める。
この延長戦、本当に終わるのだろうか、と。
もしかしたら、思わぬ形で延長戦が終わるのかもしれない。



水野夏未

最初に登場した時に、左手が地面にめり込んでるって言ってたのも、実は過去の伏線だったんですよね。
昔はメリケンサックでメリメリ言わせてたわけだし。
世の中が退屈で不良になったのに、退屈させない存在を知って。
しかも、「かわいい」って言ってくれて。
だから必死に「かわいい」を演じてたんだと思う。
他に言ってくれる人なんて居なかったから。
かけがえのない存在を失いたくない為に。
結果的に、先走り過ぎて引くに引けない状況になったわけだけど。

でも、さすがにあそこまでいくと、別れ話されない方が不思議というか。
よく今まで関係を続けられてたな……。
相手がそういった事に、若干疎かったのもあるんだろうけど。
トマトジュースで偽造工作した時、荷物を持ったのに中に入ってるトマトジュースに気付かないくらいだし。



一柳杏奈

最初は妹のひなたに対して「今でも覚えててくれて」みたいな事を言ってて、何かに対する復讐なのかと思ったけど。
実際は親父の病気のためにやった事なんだよね。
本当は、ひなたとの想い出の場所を壊したくなかった。
だけど想い出の場所がある限り、親父は島から離れない。
想い出の場所を消してしまえばいい。
でも、自分だって想い出の場所が無くなるのは辛い。
ひなたのことが好きだったから。
だったら、ひなたの事も嫌いになればいい。忘れてしまえばいい。
そんな思いもあったから、「ひなたのことを覚えてくれて」という、あの言い回しになるんですよね。
ああでもしないと、自分のやる事が出来なくなるから。

何事もまっすぐな子だから、間違った方向に行っても、途中で戻る事なくまっすぐ行ってしまう。
そんな子だったのかな。
最後の衣装は、戒めの為に着ていたけど、きっとまっすぐ突き進んで、その服装が普通になるんだろうなぁ……。
それが間違った方向かは別として。



生駒光

「オカマじゃない」って何度となく言ってたけど、人は見かけによらないというか。
役柄だから、見た目がアレなのは仕方ないとして……。
日常生活でも苦労……したのかな。
島の生活だから、トイレとかも男女共用だったり……しないか。さすがに。
挙句に名前も男女ともにある名前だし。
あの告白は文字通り『衝撃の告白』でしたね。

体型とか色々悩みはあったんだろうけど、それでも引きこもりにならずに済んだのは、周りにいた人たちのお陰なのかな。
「オカマ」と呼ばれても、それ以上に優しく接してくれた人たち。
それが蒼真たちだったのかもしれない。

当時は救われていたけど、内地の人たちの視線は冷たくて。
心がどんどん闇に覆われてしまって。
そんな時に、救いの手を差し伸べてくれる人も居なくて。
復讐という選択肢になってしまったのかな……。



瀬戸口悦子

島のおばさん。ツイッター情報で、民宿を経営してるっていう裏設定があったとか。
ぴんきゅさんはホント、ツッコミがうまいんですよね。
セーラー服を着て現れたシーンで、「急患って悦子さん……?」って言われた時とか。
「お母さんにも『青春』ってあったんだ」って言われた時とか。
キレはあるんだけど、キレだけじゃなくて柔らかいというか優しさというか。
決してキレてないんだけど、笑顔で相手を殺しにかかるという感じかな。
いや、褒めてますよ。ホントに。

悦子さんは、島のお母さんって存在だったんだろうね。
みんなの妹がひなただとしたら、悦子さんはみんなのお母さん。
悩み事とか親身になって聞いてくれそうだし。
実の両親には話しにくい事だって、青春時代には色々ありますからね。
そんな時に頼りになる存在だったのかな、って思いますね。



瀬戸口いずみ

何だかんだで一番表情が豊かだったかなって思います。
夏未とは違って、決してあざとさはないんだけど、すぐパニックになるというか……。
新人看護師になるのかな。年齢的には蒼真たちの2つくらい下かな。
ひなたと他の女子たちの制服が同じだったので、同じ学校という事は間違いないんだけど。
運よくゲネ写真の中に、ひなたと杏奈のシーンがあったので。

いつもひなたといずみは比べられてたのかな。
「ひなたちゃんはかわいいけど、いずみはちょっとな……」とか。
なぜかひなたは『ひなたちゃん』なのに、いずみは呼び捨てだったり。
ひなたには敵わないと気付いたから、自分は一歩引いた存在になった。
そう考えると健気なんだけど、現状を見るとたくましくなったな……という感じが。
きっと、悦子さんの懐の深さを受け継いだんでしょうね。
個人的に「私は大して可愛がられなかったけど」というセリフをさらっと笑顔で言うのが好きだった。

あと、青渡神と同時にセリフを言うのって、実はいずみだけなんだよね。
航も青渡神に操られてセリフを言うシーンがあったけど、あの時の青渡神は口パクだけだったし。
一緒に言うのは、いずみだけだったのは、青渡神の気持ちが凄く強かったから、なのかな。
準団員だから挑戦させたっていうのもあるかもしれないけど。
息ぴったりに合わさってて、より一層気持ちが伝わってきて良かったですね。



涌井一鉄

駐在所にいる警察官だけど、昔は不良グループのリーダーだったという。
何がきっかけで公正したんだろう。
確か前科が付くような事をやったら、警察官にはなれないはず……じゃなかったっけ。
悪名だけが独り歩きしてたパターンなのかな。

一鉄さんの注目はセリフ回しですよね。
杏奈の話をしている時に、「あんなにきれいになったのに……」と言われれば、杏奈の事なのかなって思わせておいて。
実は光の事だったというアレですよ。
改めてそのシーンを見たら、そもそも『杏奈』という名前自体、出てきてないんですよね。
あくまで、杏奈と光の2人の話をしているだけで。
誰も「杏奈がきれいになった」とは言ってないんですよ。
その辺のセリフとか演技とかが技ありという感じで良かったですね。



早見京香

ヒーローに憧れていたのかな。
でも、高校時代はあんなに内気だったのに、どうすればあそこまではじけられるのか……。
衣装のコンセプトは良いとしても、設定的な何かが間違ってるような……。
後ろに何か背負ってる設定だったのかな。ジェット機みたいなやつ。
いや、設定じゃないかもしれない。我々には見えないもので、実際についていたのかも……。

杏奈に憧れて強くなったのだろうけど、どのくらい強くなったんだろう。
杏奈とはある程度やりあえる感じだったし、相当強くなったんだろうなぁ。
前の大人しかった京香とは見間違えるほど変わった、と思ったのかな。杏奈は。
ただ許せなかったのは、あの格好だろうけど。

ところで、自警団ってある意味ボランティア活動だよね。
とすると、京香の職業って一体……。
あの感じだから、実は無職だったり……。



三井涼太

悪っぽい感じなんだけど、悪人になりきれてない感じ。
その結果が、エピローグでのキャラ迷走中になるわけだけど。
何となく少年の心を忘れてない印象を受けたから、さわやか好青年ルートというのも悪くはないと思うんだけど。
ただ、由紀がいるから、そこまでキャラ作りしなくても良いんだろうけど。

あまり絡みが無いのかなって思ってたけど、ひなたの一件でがっつり絡んでましたね。
確かにあの場に居た、だなんて言い出しにくいですよね。
目の前でひなたが苦しんでる姿を見ていたのだから。

本当は優しい心の持ち主なんだろうね。
だから悪びれたとしても、何だか憎めないという感じもあって。
どことなく「救ってほしい」と言ってるような気がしたんだよね。



早坂由紀

涼ちゃんの事が好きで仕方ないんだろうね。
ずっと一緒にいる印象が強いし。
片想いだと思ってたけど、最終的には仲良く出来て良かったね……。
ある意味、一番王道なカップルだったかな。
素直にお祝い出来るよね。トマトジュース飲んだり、まだどちらとも決めてない人たちに比べたら……。

聞き間違えは凄いというか。
未だに『急性後楽園ホールだけは覚えてる。
あとは「手助けがしたい」を「バスケがしたい」という、ある意味お約束も。

唯一の島以外の人間かと思ったけど、一鉄さんも元々は島の人間じゃなかったね。
みんなの関係を良くするために悦子さんのところに来たのは、ある意味正解だったんじゃないかな。
やっぱ島のおばちゃんは強いね。



一柳豊蔵

私利私欲のためにあれこれやってたり、島の外に行きたくないワガママを言ってるのかと思いきや。
全てはひなたのためだったんですね。
大切な想い出の場所を守りたいから、台風の被害に遭わない為に。
杏奈に言われなかったら、ずっと島から出なかったんだろうな。
もしかしたら、何も言われなければ「重い病気ならそれで結構。ひなたの元へ行けるなら」と思ってたのかもしれない。
でも、それだったら航のところに行かないか。

頑固おやじに見せかけて、青春時代はチャラかったというか。
実は悦子さんのことに興味があったんじゃないかな。
でも向こうは、豊蔵のことは「良い異性の友達」くらいにしか思ってなくて。
結局、別々の人と結ばれた……のかな。
それとも単なる女たらしだったか。



上野家

見た目的には犬男キャラクター的には牛男が好きだったかも。
早替えもあったり、色んなキャラクターをやったり、役的には一番大変だったんじゃないかと。
衣装もそれだけ多かったわけだし。
きょうだいはたくさん出てきたけど、上下関係を正確に当てられる自信は無いね。
一瞬、十二支かと思ったけど、猫も熊も居ないし。

キャラクター的には、何か活躍したっていうより、トラブルを持ってきたという方が正しいのかも。
演じる方としては、色々苦労があったんだろうなぁ……。
キャラ作りもそうだけど、早替えの部分とかもタイミング遅れるわけにいかないし。
それにしても、演出上で上手に捌けさせるようにしてたのはお見事というか。
火事の現場に飛び込もうとしてた犬男(だっけ?)を、後の二つ星の2人が攻撃して退場させるとか。



天之青渡神

座敷わらしだった。


















一柳ひなた

日替わりゲスト。土日で観たんだけど、無茶振りコーナーは、個人的には土曜日夜公演が一番面白かった。
というか、一発ギャグを一つやれば良かったはずなのに、「続きまして……」とか言い出してやり出すし。
何だろう、芸人魂を感じた。
何となく見覚えあったけど。


序盤だけかな、と思ったけど、今回の重要な鍵の一つでもあったからね。
島ちゃんのところに行ったシーンとか、お二方とも差分が無いくらい良かった。
演じる人が違うのに、そこには『ひなた』がいて。
ひなたが笑ったり苦しんだりしてた。
日替わりで、一日だけだったけど、しっかりと演じられていて良かったと思いますよ。




長くなりましたが、4公演とも楽しませて頂きました。
そうでなければ、こんなに書けま






え、何ですか?

物言い、物言いがつきました。

『天之青渡神』のコメントが短いとの物言いです。

無駄に改行して、あたかもたくさん書いているように改ざんしたのがバレたのでしょうか。

おっと、結果が出ました。

「呪符を押し付けられる危険性があるので、きちんとコメント書きます」ということです。



天之青渡神

座敷わらしだった。
いや、その前に『青渡神』だの『島ちゃん』だの言われてたけど、『天之』なんて苗字があったのか。
青い心を持ってる人しか見えない存在。
大人になるにつれて、青い心を忘れてしまい、神の存在も忘れてしまう。
……と言われると、「忘れないようにしなきゃ!」って思うんだけどね。
何だろう……妙に「今すぐ大人にならなきゃ」という気持ちになるんだよね。

珍しくかわいい役どころだったな……。
疲れからか、たまに「何かかわいいな」って思う部分もあったし。
青渡神がかわいかったという声もあったみたいだし。
みんな騙されてる。

いずみのところでも書いたけど、セリフをハモらせて言うシーンのところ。
演技上、背中とかに手を当ててからセリフを言うわけだけど、きっとあの「背中を叩く」という行為が合図代わりだったのかな。
背中を叩いたら、息を吸ってセリフを言う。みたいな感じでやってたのかも。
ちゃんと後輩の面倒も見てるんだな。って思ったり。
『若手』とも思ったけど、それだとなんか年齢差を感じちゃうし。

あ、あえて書くけど、日曜日夜公演のラストの部分、アレは思わず笑ってしまった。
しかも、ちょうど目の前だったし。何というタイミング。






……以上で終わりですね。
これで呪われなくて済む。

今でも鮮明に思い出せるのは、それだけ楽しめたという事です。
このメンバーでの公演が今回限りというのが、本当にもったいないと感じるし、何なら映像化を期待したいところ。
大人の事情で無理なんだけど。


そんな感じで。
久々に感想なぞ書いてみた。