未定

未定。すべてが未定。

人生は未定。何も定まってない方が、自由に生きる事が出来る。

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SFC修行している記事:https://901-sfc.hatenablog.jp/

2018年7月以前の記事(アメブロ):https://ameblo.jp/kumai-3







【北海道20190720】北海道 焼尻島・天売島の旅 そのいち~焼尻島へ再上陸~

羽幌へ移動

新千歳空港到着が3時間以上遅れてしまったので、急いでレンタカーを借りて移動を開始しました。
詳しくはこちら
いつもなら、何か所か休憩する場所を設定しつつ移動するのですが、今回ばかりはそのような余裕もなく。
今日の宿泊地を設定したところ、到着予定が22時40分と表示されるという。
宿の門限、22時って言われたんだけど……。


ということで、1箇所だけ休憩した後は、ひたすら車を走らせ続けました。
なるべく暗くなる前に高速区間を抜けたかったので。
そして、到着は20時40分頃のことでした。
もちろん、法定速度は守りながらの運転ですよ。
正確には保険で過失が取られない程度の速度だけど。


宿に到着して、ささっと入浴を済ませ

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途中で調達した夕飯を頂きました。
やっぱり、セコマのカツ丼は良いですね。



高速船で焼尻島へ

翌日は焼尻島・天売島へ。
この日は、天売島でお祭りが開催されていたこともあって

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高速船は満席の状態となっていました。
前回利用した時は空席が目立つレベルでしたが、さすがに今回はかなり混雑していました。
キャンセル待ちをしている人も多かったです。
数日前に予約しといて良かった。


乗り場へ向かうと

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こちらはフェリーの『おろろん2』号です。
フェリーは300人乗船できるので、満席になることは無いそうです。
フェリーへ乗船するには、出港時間の30分前に窓口で乗船券を購入することになります。
予約は車両を積載する場合のみ受け付けていて、人のみの乗船は当日先着順だそうです。

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一方、こちらは高速船の『さんらいなぁ2』号です。
乗船定員は100人ほどと小型のため、こういったイベント時には満席になるようです。
高速船は予約が必要で、当日空席があった場合のみ、予約無しでも乗船することができます。
今回のように、イベント開催時は予約したほうが無難です。
なお、キャンセル料は発生しません。

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船に描かれているのは、『観音崎らいな』というキャラクターです。

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パネルは帰りに撮影。

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行先案内です。
高速船・フェリーとも、羽幌~焼尻~天売という運航です。
天売島への直行便はありません。


座席は自由席ですが、船内にいると酔ってしまいそうなので、外のデッキに出ます。
昨年は悪天候でデッキが封鎖されてたんですよね……。

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大きく描かれた太陽と星ですが、この2つがこの位置関係で見えることが無いという。


高速船は定刻通りに出航となりました。

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フェリーは30分後に出航です。
低い雲が立ち込めていますが、幸いにも雨は降っていません。

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天気が良ければ、この方角に利尻富士が見えるそうです。
残念ながら、雲に覆われて見えません。
というか、黒い煙は何だったんだろう。


高速船で20分ほど

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焼尻島と天売島が見えてきました。
はっきり見えているのが焼尻島、奥に見えるのが天売島です。

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焼尻島が近づいてきました。
港に入る前に、汽笛を鳴らして入港することを伝えます。

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港に入りました。
そろそろ下船準備を始めましょう。
予約名簿を見た限り、焼尻島で降りるのは5人程度。
大半は天売島へ向かうようです。



焼尻島観光

1年振りに焼尻島へ上陸しました。

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1年前は船酔いしてたからな……。
ここからは、観光ハイヤーに乗車します。
レンタサイクルもありますが、いろいろな解説を聞きながら島巡りした方が楽しめますし。


ハイヤーに乗車後、焼尻島の紹介がありました。
焼尻島は以前、3,000人ほどが住んでいたそうですが、現在は200人程度に減少してしまったそうです。
高齢化も著しく、平均年齢は70歳以上になっているそうです。

島の警察官は1人で、任期は2年間とのこと。
その後は延長することなく、別の場所へ転勤になるらしいです。
噂だと自分の希望する場所へ行けるらしい。
なお、赴任する警察官は配偶者のいる人が必須条件になっているそうです。
理由は、警察官が見回り等で留守にする間、配偶者が万一の時の電話番をするためだそうで。

学校は小中学校が隣同士に建っていますが、現在は中学生はおらず、事実上の休校状態とのこと。
小学生も半数は赴任した警察官の子供ということで、純粋に島で生まれ育った子は数名しかいないらしいです。
そのためか、運動会は子供たちだけでなく、保護者や教師などその場にいる人が全員強制的に参加させられるそうです。
ある意味、島のお祭りみたいな感じですね。
『その場にいる人』ということで、場合によっては観光客すらも『旅人チーム』としてリレーに参加させられるとか。


そんな話を聞きつつ、名所を巡ります。
昨年は天気が悪かったのもあって、車内で過ごすことが多かったのですが、今回は雨も降っていないので、周辺を散策する時間がありました。

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天気が良い日は、利尻富士利尻島)まで拝むことが出来るそうです。
さらに礼文島まで見える時もあるとか。
ただ、礼文島まで見える時は天候が荒れる前兆ということで、景色は良いけどあまり嬉しくない現象とのこと。

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オンコの木です。
まるで盆栽のようにも見えますが、全く手入れをしない状態で、このような形を保っているそうです。

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『オンコの荘』という看板がありました。
何かというと

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この木の間の入り口から中に入ることが出来ます。
中に入ると

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オンコの木が間近で見られたり

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ちょっとしたスペースがあって、中でくつろげるようになっています。

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足元にもきれいな花が咲いていました。


車に戻り、次の場所へと移動します。

焼尻島ではめん羊が飼育されていて、塩分の含んだ牧草を食べているので、肉は柔らかく臭みもないそうで。
めん羊の数は500頭ほどと、人よりも羊のほうが多いそうです。

羊の餌となる牧草ロールですが、羊は乾燥させた草を食べさせるため、ビニールを巻かずに保管するそうです。
北海道を走っていると、牧草ロールがビニールで覆われているものを多く見かけますが、そちらは牛用だそうです。

焼尻島にはカラスもいるのですが、7月頃が最も多いそうです。
カラスは羊の毛をむしって巣作りをしたり、引き潮の時にウニを拾ってきて、地面に叩きつけて割って食べているとか。
さらに賢いカラスは、フェリーに乗って天売島まで行って、食料をあさって再びフェリーで戻ってくるそうで。
自力で飛ばず、体力を温存しているとか。
ただ、カラスも冬の寒さには耐えられないのか、毎年冬が終わるとカラスの数が減っているそうです。


そんな話を聞きつつ

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羊が放牧されているところにやってきました。
たくさんの羊が放牧されていて

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木陰で休んでいるのも多数いました。
ここにいる羊はすべてメスで、食用ではないそうです。
毎年、10月頃にこの中へオスを放って、翌年の春頃に出産という流れだそうで。
今の時期は妊娠している羊はなく、お腹が膨らんでいるのは全部脂肪だそうです。
ちなみに、食用になるのは生まれてから1年経たない羊の肉だったかと。


羊の見学が終わると、最後の見学場所へと向かいます。

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奥に天売島が見えます。
ここに展望台があるのですが

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看板が吹き飛んでしまったのか、何も書いてありませんでした。

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雲が重いですね……。
晴れていればという感じでしょうか。

振り返ると

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天売島が一望できます。
ウィキの天売島のページにある写真はここからの写真ですね。


この後はフェリー乗り場へ戻りますが、今回はツアー客がいたからか、郷土資料館の前で停車しました。
ここで、ハイヤーの乗客全員降りてしまい、最後は貸し切りの状態でフェリー乗り場へ。

観光ハイヤーは1人1,400円という安さなので、ぜひとも利用してほしいですね。
レンタサイクルも2時間で800円なので、体力に自信がある方や自分のペースで巡りたい人はお勧めですね。
ただ、大半の人は借りた時は笑顔でも、返す時はしんどそうな顔になってるらしい。


郷土資料館に行かなかったのは、別の目的があったから。
自分の足で、焼尻島を散策します。

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レンタサイクルの場合、こうやって自分のお気に入りのシーンで足を止めて撮影できるので、そういった点では良いかもしれません。
この時は徒歩でしたけど。

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記念碑がありました。
何気に観光ハイヤーでは一切触れなかったという。

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ここからも天売島がギリギリ見えますね。
ちなみに、目的地はここではありません。

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信号です。
何の変哲も無い信号のように思えますが、焼尻島で唯一設置されている信号機です。
なぜこの場所に設置されているかといいますと

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小中学校の前だからです。
ちなみに、手前側が中学校、間に体育館、奥が小学校のようです。
信号の反対側には

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海沿いにグラウンドがありました。
タンポポが咲き誇っていましたが、うっすらとトラックの線がありますよね。
校舎とグラウンドを結ぶための押しボタン式の信号機が設置されているのです。


フェリーターミナルへ戻りましょう。

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海がきれいだったり

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アジサイがきれいだったり
周辺を散策するだけでも、のんびりとした時間が過ぎていて、居心地が良かったですね。

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フェリーターミナルを出てすぐのところの看板です。
一周12kmなので、アップダウンがあることを考えなければ、レンタサイクルでも十分巡ることが出来ます。

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港の全景です。

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ウニの殻が落ちていました。
カラスにやられたのでしょうか。


フェリーターミナルへ戻ると、貼り紙がしてありました。

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焼尻発の高速船の予約状況です。
午前中の羽幌行き、午後の天売行きを除いて、全て満席ということです。
次に乗るのは11時45分発の便ですが、こちらも予約してあるので問題ありません。

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高速船ですが、繁忙期という事で7月と8月の運賃が高くなるのですが、毎年のようにこのキャンペーンをやってるんですよね。
そのため、高速船の運賃は繁忙期の方が安いという状況。
いつまで続くかわかりませんが、両島を訪れる人にとってはありがたいですね。
運賃だけ比較すると、高速船よりフェリーのほうが若干安いです。

暇だったので表で

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焼尻島と

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天売島ののぼり旗を撮影。
似たような形ですが、見比べると天売島のほうが隆起しているのがわかりますね。


高速船を待っていると、天売島からのフェリーが到着。
団体のツアー客が降り立ったのですが、観光ハイヤーに全員乗れなかったようで、半数はフェリーターミナルで待機となっていました。
周辺の散策といっても、初めて訪れる地ですからね。
どこに何があるかわかりませんし。
それに郷土資料館くらいしかないし。
1時間ほど暇そうにしていました。
こういう時、個人旅行で良かったなって思いますね。
ある程度、プランは自分で決められますからね。
時間調整とかも自由ですし。


焼尻島は前回、さらっと周遊しましたが、改めて見ると色んな発見がありました。
観光ハイヤーも前回よりゆっくりと巡れましたし。




この後、天売島へと移動しますが、長くなりましたので続きます。


北海道 焼尻島・天売島の旅 そのに~天売島へ初上陸~