【北海道20200224】北海道・紋別から網走の旅 そのに~流氷ガリンコ号・サンライズクルーズと流氷砕氷船おーろら号~
流氷ガリンコ号 サンライズクルーズへ
この日は4時30分に起床という。
そのくらいに起きないと間に合わないんですよね。
身支度をして、ガリヤ号に乗車。
早朝便のサンライズクルーズに乗船しました。
サンセットクルーズは団体客も多かったのですが、サンライズクルーズはさすがに団体客が居ませんでしたね。
この日の状況ですが
かなり良い条件のようです。
実際の天気予報では曇りだったのですが、綺麗な朝焼けが見えています。
流氷は港内だけでなく、沖合にもある様子。
受付時に、20分ほど延長するとの案内があったので、少し遠くにあるのかもしれません。
沖合に向かうこと10分ほどで流氷帯に到着。
この辺りで日の出を迎えます。
今年の日の出はというと……
ここ数年で最高の状況じゃないですか。
曇りの予報だったのに、太陽の昇る部分は雲が少なくて、日の出がしっかりと見られましたし。
流氷もかなりの数が残っていました。
風向きが若干沖合にむかっていたので、ちょっと心配ではあったのですが、このように流氷も楽しむことが出来ました。
6時出発ということで、5時前には起きていないといけませんが、早起きする価値は十分にありますよ。
太陽も少し高い位置に来たので、ここからは流氷を楽しむことにします。
朝日の光を浴びて、きらきらと輝く流氷の姿。
オレンジ色に染まっていく流氷帯。
氷点下の冷え込みでしたが、そんなことを忘れられるくらい、素敵なひと時を過ごせました。
流氷帯を抜けて、港へと戻ります。
時間があったので、ガリンコ号の船内設備を記録していました。
まずは鐘から。
船内の見取図になります。
売店横にあったのですが、これを見る人っているんですかね……。
1階の客室です。
暖房が効いていて、全く寒くありません。
こちらは2階の客室です。
こちらも暖房が効いています。
デッキから直接出入りできるので、流氷のところは外で、移動中は中で休むという事も出来ます。
昨日も撮影したシンボルマークと
船の全景です。
太陽はかなり高い位置まできていました。
今回、ここまで撮影したのには理由がありまして。
来年、新しい『ガリンコ号』が入る予定になっているのです。
この船は『ガリンコ号』としては二代目になりますので、来年からは三代目がお披露目になるとのこと。
つまり、二代目は今年限りで現役引退……
と思ったのですが、乗務員の方に話を聞いたところ、二代目の運航が今年で最後というわけではないそうです。
今の段階では二代目の処遇は決まっていないそうです。
三代目に引き継ぐのか、場合によっては二代目と三代目の2隻による運航も検討されているんだとか。
早朝便はともかく、昨日のサンセット便は予約開始40分ほどで満席となる盛況っぷりですからね。
どうなるかは、今後の情報をチェックですね。
ひがし北海道エクスプレスバス
紋別と並んで流氷クルーズを行っている網走。
どうせなら、紋別と網走を一緒に楽しみたい。
そんな方に便利なのが、『ひがし北海道エクスプレスバス』です。
このバスは、乗車日の5日前までに利用したい区間を予約すれば、誰でも乗車する事が出来ます。
今回利用するのは、紋別から網走ですが、路線自体は層雲峡からウトロという長距離のバスになります。
路線バスではないので、乗車場所が細かく設定されていたり、観光や休憩なども設けられています。
7時30分に層雲峡の各ホテルを巡ったあと、10時頃に紋別市内のホテルへ。
10時30分頃にガリンコ号乗り場で休憩、サロマ湖のホテルを12時頃に通過したのち、網走の道の駅へ13時に到着。
14時に出発して、北浜白鳥公園、オシンコシンの滝のそれぞれで15分ほど観光をして、ウトロの各ホテルに16時過ぎに到着というコースです。
紋別市内のホテル、サロマ湖のホテル、網走の道の駅では乗車と降車が、ガリンコ号乗り場では降車のみ出来ます。
色んな区間で乗車や降車ができ、区間利用もできるという、かなり使い勝手の良いバスになっています。
通常、紋別から網走へ向かうとなると、路線バスで遠軽まで出た後に鉄道へと乗り換えますが、5時間程度掛かります。
その点、このバスなら乗り換えなし、3時間で行くことが出来ます。
この『ひがし北海道エクスプレスバス』は、この他にも合わせて12路線あり、北海道の東部を観光するのに便利なバスになっています。
毎年同じ路線があるとは限りませんが、今後の参考にしてみてください。
そしてこのバスですが、ANAの公式サイトから申し込むと、1,000円で乗車できるのです!
通常の予約ですと3,900円掛かりますので、破格の安さです。
紋別から遠軽の路線バスの運賃ですら、1,000円を超えますからね。
もちろん条件がありまして、ANA便を1区間でも利用することというのがあります。
今回の場合、紋別自体がANA便しかないので、この時点で条件クリアとなります。
仮に網走の場合、最寄は女満別空港となり、羽田からの直行便はAIR DO機材しかありません。
この場合も、共同運航便は、ANA便名義で予約すればクリアとなります。
この扱いは数年前に実施されているのですが、ホームページには数年前の情報しか掲載されていません。
いつまで続くかわかりませんが、予約する前に調べてみる価値はあると思います。
さて、『毎年同じ路線があるとは限らない』と触れたのですが、今回利用する路線も若干変化があります。
初めて利用した時は、層雲峡から紋別、網走というコースは変わらないのですが、網走出発後は折り返して紋別、層雲峡というルートでした。
しかし、翌年にはこのルートが廃止になり、現在のルートになりました。
ただ、その年は紋別市内のホテルは経由せず、ガリンコ号のみで乗降することになっていました。
そのため、ホテルからガリンコ号の乗り場まで移動する手間がありました。
今年は紋別市内のホテルも経由するようになったので、時間ギリギリまでホテル内に滞在することが出来ます。
予約するときにホテルを指定する事で、ホテルのロビーで待機していれば、乗務員の方が呼びに来てくれます。
時間になり、ここからは3名が乗車。
全体的には20名弱の乗車率でした。
少しだけ紋別市内を走行して、ガリンコ号乗り場へ。
ここで20分の休憩となりました。
紋別市内のホテルから乗車だと、わずか15分ほどで休憩になるのですが、層雲峡からの方もいますからね。
実際居たかは不明。ちなみに最初に利用した年は運休してました。
昨日から気になってたものを撮影。
鮭……ですかね。
カニの爪といい、紋別市内には謎のオブジェが多すぎやしませんか?
トイレ休憩を兼ねて建物内に入ると
今朝の日の出の様子が掲出されていました。
そして、流氷帯までは25分という事ですが、サンライズ便の時は10分程度で辿り着いていたので、流氷が沖へと流されているようですね。
ここの休憩を終わると、網走の道の駅『流氷街道網走』までノンストップで進みます。
周りは雪景色ということもあり、しばらくうとうとと……。
サロマ湖、網走湖と通過して、網走刑務所(博物館は『網走監獄』です)を通過すれば、網走駅も間近です。
このままさらにまっすぐ進み、『流氷街道網走』には定刻より30分ほど早く到着となりました。
流氷砕氷船おーろら号
あわよくば前の便にでも……と思ったのですが、さすがに間に合いませんでしたね。
ということで、まずは館内を散策します。
入って目に入るのがこの撮影セットです。
反対側では、吉永小百合さんの語りによる映像が流れています。
前回来た時、ミクさん居ましたっけ……?
売店とかの通り道にあるから、気付くとは思うんだけど……。
ついでにしじみ汁の無料配布場所も変わってた。
そして
オホーツクゆかりさんにご挨拶を。
展示物を確認できたので、早めに列に並びましょう。
おーろら号は
このように、2隻での運航になります。
乗船している方が団体客メインの船、写真の船が一般客メインの船になります。
ただ、団体客の人数によっては、こちらにも一般客が乗船できます。
このような区分けがされているのは、団体客メインの船は、人数が揃い次第出航するのです。
今回は14時発の便になりますが、実際の出航は13時45分でした。
団体客はこの後の行程も決まっていますので、早めに帰港して余裕を持たせるのでしょう。
もう1隻の方は、満席でなければ定刻まで停泊しています。
そのため、こちらの船に乗った方が早く戻る事が出来ます。
航行時間は同じですから、時間の有効活用するには、前の船に乗るのがオススメです。
網走の流氷は
港を出てすぐのところまで押し寄せてきていました。
話によると、前日は網走も大荒れな上、流氷帯が遠かったこともあって、午後便は欠航になったそうです。
午前便も流氷帯までたどり着けなかったとか。
1日でここまで状況が変わるんですね。
こちらの方は
野鳥の姿が多くみられます。
無駄にカモメもフレームインしてきます。
網走の流氷は厚みはあまりないものの、面積の広いものが多くありました。
画面に収まりきらないサイズのものもありました。
流氷を眺めていると放送が入り、進行方向左側を見ると
オオワシがいました。
1羽は流氷の上で休んでいました。
アザラシは居ませんでしたが、こうやって豊かな自然を目の当たりにすることが出来ました。
遠くには後の出航となった『おーろら2』が見えます。
時間帯によっては、ほぼ同時出航となり、途中ですれ違うこともあります。
1時間ほどのクルーズも終わり、下船します。
網走の方は船が大きく、多少のことでは揺れる事が無いので、船に酔いやすい人でも楽しめると思います。
こちらは前方の客席が特別席となり、別途料金が必要になります。
この日は割と多くの方が利用されているようでした。
鮨ダイニング 月
少しでも早く移動したかった理由はこちら。
『鮨ダイニング 月』さんです。
こちら、道の駅から少し離れたところにあり、バスで移動することになります。
バスは網走駅や網走バスターミナルを通って、道の駅『流氷街道網走』の近くを通ります。
道の駅の前にバス停がありますが、ここは通りませんので注意です。
道の駅からは、駐車場の入り口、信号のある交差点を海を背にして少し上ります。
信号2つ目、網走市役所が左手にある交差点を右に曲がりますと、写真屋さんの前辺りにバス停(東3丁目バス停)があります。
ここから、つくしヶ丘団地または小清水(つくしヶ丘経由)行きに乗ります。
小清水行きは本数が少ないのですが、つくしヶ丘団地行きは40分に1本の割合で来ます。
このバスで『駒場5丁目』で下車します。
バスを降りたら、進行方向に歩いて行くと数分で到着します。
バス停からも看板が見えるので、迷うことは無いと思います。
網走駅、網走バスターミナルから乗車の場合、バス停を確認して乗車してください。
時刻は15時を過ぎたところ。
回転寿司店なのですが、食品ロスの観点もあり、この時間はネタが一つも回っていないのです。
お昼時に来た事ないからわからないけど、さすがにお昼時は何かしら回ってると思う。
ということで、注文は全て紙に書いて頼むことになります。
まずは『釧路産 炙りフグポン酢』から。
続いて上から『道内産ニシン』、左が『道内産 活ホッケ』、右が『ローストビーフ』です。
『生うに』も来ました。
『サーモン』と『とろサーモン』です。
左が『とろサーモン』です。
『さんま』と『いわし』です。
最後はこの店の名物『オホーツクロール』です。
さすがにちょいと贅沢しすぎた感じがありますが、せっかくの旅行ですからね。
ちなみに帰りのバスは、道路の反対側、ローソンの前にあります。
帰りは空港連絡バスの都合で、網走バスターミナルで下車。
ここからだと始発になりますし、乗車券をあらかじめ窓口で購入できるので便利です。
帰りの飛行機の話は、こちらにまとめてあります。