【高松20200112】香川・高松の旅 ~譲渡車両を求めて~
概要
今回は高松に行ってきました。
目的は『ことでん』に乗るためです。
『ことでん』の主力車両は、名古屋市交通局や京急、京王から譲渡された車両たちです。
昔利用していた車両が、今も乗ることが出来るということで、現地へと向かうことにしました。
といっても、運行が開始されたのは今から15年以上前の話なんですけどね。
高松へ
今回も飛行機での移動です。
詳細はこちらへ。
ことでんに乗車
到着当日は降雨の予報も出ていたので、ホテルに荷物を置いてから行動開始となりました。
しばらく乗車していると、一番狙っていた車両が反対ホームにいるのを発見。
しかも行先がこれから向かう方面だったので、急いで下車。
車両に向かうと、何となく様子がおかしい。
どうやら、貸し切り運行だったようで、一般客は乗車できませんでした。
とりあえず、写真だけ撮影させていただきました。
シャッター切ったタイミングで『準急』になったけどな。
現在、準急は運行されていません。
しばらくすると
瓦町の表示になりました。
この時間は、列車の行き違いとお手洗い休憩を兼ねて停車していたようです。
ただ停車しているだけでなく、行先を変えて撮影タイムも兼ねていたようです。
最初、『琴電琴平』の表示だったので、慌てて降りたのですが、たまたまその表示だったようで。
表示見なければ降りる事も無かったので、そういった意味では良かったのかも。
最終的には白幕表示で出発していきました。
ちなみにこの車両、京急で使用されていたもので、塗装も当時のものに特別塗装されています。
窓の形など、少し手は加えられていますが、全体的には当時の面影を色濃く残していました。
子どもの頃から良く利用していたので、懐かしい気持ちになりました。
ちなみにここまで乗車していたのも、同じ形式の車両でした。
滝宮駅
せっかくなので、駅を観察してみましょう。
見るからに古そうな木造建築ですよね。
赤いポストも良い味出しています。
中に入ると
『改札口』の表記からして古さを物語っています。
その下には最新機器ともいえる、IC読み取り機が設置されていました。
この建物、入り口に掲げられている通り、近代化産業遺産として登録されているものです。
右上の掲示の内容によると、平成23年(2011年)の時点で、築85年ということです。
ということは、1926年の建築となります。
今から6年後には、ちょうど100年を迎えるということで、それまで残っていてほしいですね。
駅構内には
綾川町の紹介と、道の駅の紹介が書いてありました。
道の駅までの案内がありませんが、調べたところ滝宮駅から徒歩で15分ほど、1km程度のところにあるようですね。
『ことでん』の駅にはキャラクターが存在していて、高松工芸高等学校デザイン科の方々がデザインされたようです。
それも気になったのですが、駅貼りのポスターが1週間で2,000円とは……。
滝宮駅は駅員のいる時間が限られています。
といっても、一般的にある日中のみ、朝夕のラッシュ時のみ、平日のみや休日のみといった形ではないんですよ。
なぜか日中は不在、始発から10時までと16時から終電までは駅員が滞在しているのです。
ホームには列車接近案内が設置されています。
こちらもかなり古いものでしょうね。
これにて1日目が終了したのですが、何気にこの時点でほぼ目的を達成してしまったという。
ことでん乗り回し
翌日は
一日乗車券を手に、ことでんの乗り潰しを。
まず来たのが
こちらは京王からの譲渡車両になります。
ただ、京王自体には特に思い入れも無いので見送り。
『京急』の文字が。
まずは長尾駅まで単純往復を。
乗り換え駅でもない住宅街の終着駅なので、のんびりとした時間が流れていました。
こちらの電車を
こちらも京急の車両になります。
長尾線は最高速度60km/hなのに対し、琴平線は75km/hまで出します。
そのせいもあってか、車内はかなり揺れるんですよね。
そこで。
琴平~高松間のJR・ことでん比較
ということで、次に乗ったのがこちら。
JRになります。
一日券を持っているのだから、そのまま折り返せば良かったのですが、せっかくなら乗り比べをしようかと。
まずは、ことでんから。
琴電琴平から高松築港まで、日中の所要時間は60分、運賃は630円です。
本数は1時間あたり2本と、30分サイクルの時刻となっています。
駅数は21駅と比較的多く、住宅街の中を走行する感じです。
自動改札はターミナル駅以外は設置されていないのと、切符が紙式なので自動改札機が使えません。
ICカードは交通系のカードなら使えます。
駅は無人駅も多く、停車するたびに車掌や運転士が対応に当たっていました。
次にJR線です。
琴平から高松まで、日中の所要時間は45分程度ですが、坂出で快速に乗り換えた場合です。
普通列車だと、60分ほど掛かると思います。
運賃は870円です。
駅数は15駅で、瀬戸大橋に繋がるのもあって、海の近くを走行する感じです。
ワンマン運転を行っていましたが、前扉以外からも乗降出来たので、恐らく各駅に駅員か自動改札機が設置されているのでしょう。
所要時間はあまり大差がありませんが、運賃と本数はことでんの方が有利です。
ただ、ことでんは走行中、かなり揺れるので、車酔いしやすい方は多少高くてもJR線の方が良いかもしれません。
ことでんに乗車後、JR線に乗ると「速度はかなり出てるのに、全然揺れないなんて……」という感覚になります。
ちなみに、ことでんとJRはライバルというより、同志といった感じでしょうか。
JR線の高松~琴平とことでんの高松築港~琴電琴平の両方が一日乗り放題の切符があります。
ということを後で知ったけど、長尾線に乗ったからね……。
瓦町へ
高松から高松築港へと向かい
こちらの京急車で瓦町駅にやってきました。
数分後にやってきた琴平線も
京急車でした。
こうやって見ると、会えるチャンスはかなり高そうですね。
この日、特別塗装は車庫にいました。
最後は
志度線の車両を見学。
こちらは名古屋市交通局の車両のみ走行しています。
正直、名古屋は思い入れがないので、時間の都合もあって今回は乗車していません。
たも屋さん
お昼時ですので、軽く食事をしましょう。
香川といえばやっぱりうどんですよね。
こちらのお店でうどんを頂きました。
このうどん、注文は『かけ』です。
トッピングのワカメと大根おろしは無料サービスとなっています。
無料だからといって、あまり入れすぎてもさぬきうどんの味わいが損なわれてしまいますからね。
あっさりとした味わいで、さらっと頂くことが出来ました。
だしの味を楽しめる一杯でした。おいしかったです。
高松空港へ
ホテルに預けていた荷物を取りに戻り
再びことでんへ。
といってもこの車両はたまたま通りかかった車両です。
帰りは
空港通り駅で下車します。
名前の通り、空港までの道路の真下にあります。
『空港通り』という駅名ですが、空港までは10km近くありますので、とても歩ける距離ではありません。
駅前には空港リムジンバスの案内があります。
400メートルということですので、実際に時間を計ってみます。
その結果、6~7分ほどでリムジンバスの停留所まで到達出来ました。
とはいえ、高松駅に出るには空港リムジンバスの方が便利ではあります。
今回のように一日券を持っているといった場合や、沿線に用事がある時くらいでしょうか。
バス停も屋根がないので、悪天候の時はバスが来るのを傘を差しながら待つしかありません。
始発でもないので、遅れてくる事や満員で乗れない事もあります。
この日は3台目にようやく乗車出来ました。
その後の様子はこちらへ。