【北海道20190921】北海道・根室の旅 そのいち~奥行臼~
根室中標津空港へ
早めに着いたので、ラウンジで一休みしてから搭乗口へ。
移動中に最終の案内が入るくらい、搭乗は早かったようです。
定刻通りにドアが閉まり、流れるようにプッシュバック。
滑走路へ移動中
ソラシドエアの機材と並走しました。
あちらはD滑走路からの離陸だったようです。
今回の航空券はマイルを使った特典航空券でしたが、アップグレードポイントが使えるようだったので、プレミアムクラスへアップグレードしました。
理由はこれ
食事をしたかったから。
あと、普通席より幅広ですし、何より窓側が空いていたので。
食事を終えて一休みすると
北の大地にやってきました。
この広大な平野を見ると、北海道に来た感じがしますよね。
窓の外を眺めていると
何やら滑走路が。
こんなところに飛行場なんてあったっけ……と思って調べてみたら、陸上自衛隊の駐屯地があるようですね。」
別海駐屯地のようです。
無事、根室中標津空港に到着しました。
「ふん尿の臭いがするけど理解してね」という事のようです。
早々に飛行機を降りたので、展望デッキへと向かいます。
写真は11月くらいの時期でしょうか。
山間部は雪が積もり、平野部の落葉樹は葉を落としていますし。
こちらは9月の様子です。
さすがにまだ、山間部も雪はありませんね。
ボーディングブリッジの位置の関係上、乗ってきた機材はきちんと撮影できないんですよね。
一通り撮影したところで、レンタカー店へ。
出発時刻に間に合いそうなら、空港へ引き返すのもアリかな……と思っていたのですが、いつの間にか店舗が空港近くに移転したようで。
空港から車で数分のところだったので
借りた後、すぐに空港へ引き返しました。
これなら余裕で間に合いますね。
展望デッキへ出て、羽田便の出発を待っていると、地元の方が話しかけてくれました。
開陽台にいたら、ちょうど飛行機の着陸する様子が見えたので、空港までやってきたとのこと。
色々と世間話をしていると
プッシュバックが始まりました。
やっぱり、ANAの方が塗装は良いですよね。
周りの景色に映えますし。
プッシュバックが終わり、作業員に見送られて滑走路へと向かいます。
風向きが、写真右から左へと向かっていたので、飛行機は左側から加速して離陸しました。
この場合だと、離陸ポイントがだいぶずれてしまうんですよね。
逆向きだと、ちょうどこの位置で正面くらいの高度を通過するんですよ。
飛行機を見送ったところで、空港を離れます。
奥行臼へ
毎年訪れているこの場所に来ました。
『奥行臼駅跡』です。
毎年来てますので、比較を兼ねて昨年撮影したものと
ちなみに、一昨年撮影したものを。
今年はちょっと、低い雲に邪魔された感じですね。
別海町の指定文化財にもなっているこの場所ですが、中に入る事が
あれ、鍵が開いてる。
昨年までは
鍵が掛かってたのに。
というか、昨年の写真をよく見たら平成30年度まで中止と書かれてますね。
今年は平成31年(令和元年)ですから、修理工事が終わったようですね。
ちなみに修理工事が行われてたのは、この建物ではなかったようで。だから工事してる様子が無かったんだ。
そんなわけで、今年はついに、駅内部へと立ち入ることが出来ました。
駅員さんの詰め所です。
さすがにこちらは入る事が出来なかったです。
運賃表です。
既に廃止された駅もありますね。
この当時は、札幌まで3,600円で行けたようです。
薄汚れていますが、1989年3月の時刻表です。
方面の表記が「北海道から上野・大阪方面」という、かなりざっくりとした感じになっています。
こうやってみると、懐かしい列車名がたくさんありますね。
昭和28年3月時点の国鉄路線図です。
北海道内も数多くの路線が走っていたんですね。
ベンチに書かれた『一円』の価値は、この当時だとどのくらいだったんでしょうね。
この他、当時の写真なども多数展示されていました。
こちらが駅窓口です。
廃止されてずいぶん経過しているようですが、廃止されたのは民営化後だったようで。
JRのロゴが描かれていました。
なぜか挟まっていた回数券。
見本だったのでしょうか。
駅舎は古いのですが、『JR北海道』のロゴが何か真新しさを感じさせますね。
こちらにもボロボロになった時刻表が掲出されていました。
こちらは北海道内の普通列車なども掲載されているものです。
資料やパンフレットなども置いてありました。
表に出ますと
奥行臼駅を紹介する看板がありました。
今年の9月ということは、工事が終わったのはつい最近のようですね。
昨年までは
こんな感じでした。
開館日が10月末から11月3日まで延長されたようですね。
駅舎の裏側へ向かいます。
駅舎内からホームへの扉は鍵が掛かっていました。
毎年恒例の倉庫です。
2018年の様子がこちら。
2017年の様子がこちら。
昨年とは大きく変わってないようですね。
駅名標ですが
ホームの様子と比較するとわかりますが、かなり曲がっていますよね。
こんなに曲がってたっけ……?
2018年の様子と
2017年の様子です。
うーん。これだけ見ると、そこまで変化してないような……。
この線路が森の中へ消えていく感じが良いですよね。
どんな時でも、線路はまっすぐ伸びています。
ここを走る車両は、もう存在しないけど。
駅舎内というか、駅員さんの詰め所には気になるものが
1986年で止まっているカレンダーと
1989年5月号の時刻表です。
廃止されたのは、1989年の4月末の事ですから、時刻表は廃止される直前まで使用されていたものです。
それは良いのですが、カレンダーは廃止の数年前のものですし、なぜこのまま置かれていたのでしょうか。
背景が何か関係しているのでしょうか。
ここが共同風呂なのでしょうか。
こちらの様子は特に変わりないですね。
そして、この駅から少し離れたところにあったのが
駅逓所です。
どうやら、工事を行っていたのはこちらのようです。
そして、この中には案内人の方が常駐していて、駅舎の鍵の開け閉めも行っているようです。
ここの施設が工事していた間、常駐する人が居なかったので、駅舎も閉鎖状態だったということです。
建物の外観はこちら
手前と奥で、建物の色合いが違いますが、手前が1941年に建築されたもの、奥が1920年建築です。
奥の建築物は来年で100年になりますね。
こちらの建物内部は、駅舎と同じように見学することが出来ます。
この他にも旧村営軌道もあるようです。
ということに、この記事を書いてる時に気付いたり。来年は行ってみよっと。
いずれも5月1日から11月3日まで、10時から16時半まで、月曜日は休館ですが祝日の場合は開館するそうです。
閉館時間を迎えたところで、次の目的地へ向かいましょう。
長くなりましたので続きます。