【北海道20181008】北海道・厚岸&夕張の旅 そのさん~夕張市石炭博物館~
目覚めの朝
この日は台風一過の晴れ模様
と思いながら外を見たら、濃霧が立ち込めていました。
この霧も、しばらくすると
きれいになくなりましたね。
絶好のお出かけ日和です。
ホテルから空港へと向かい、レンタカーを借ります。
返却が空港になるので、同じ場所で借りた方が乗り捨て料金掛かりませんからね。
夕張市へ
車に乗り込んで1時間ほど。
道の駅『夕張メロード』に到着です
こちらは当初、寄り道する予定は無かったのですが、通りすがりに見かけたので立ち寄りました。
道の駅ということで、お土産品などもありましたが、ここはスーパーを兼ねているようですね。
少し休憩したのちに、最初の目的地へと向かいます。
夕張市石炭博物館
『石炭博物館』です
中に入る前に
表にも謎の展示がありました。
説明書きです。
閉山するまで使用されていたものだそうです。
さて、中に入ります。
中に入ると、炭塊が出迎えてくれました。
石炭の塊ですね。
この石炭博物館ですが、改修工事が終わり、今年から屋内展示の公開が再開されました。
どのようなものが展示されているかといいますと
鉄道の時刻表や
昔の時刻表の本
夕張鉄道の各駅の紹介といったものや
新夕張~夕張間の廃止に向けての紹介もありました。
他にも
時刻表などの鉄道に関するものが多数展示されていました。
石炭博物館ということなので、炭鉱に関する展示だけだと思ったのですが、それに付随する鉄道の展示も多数ありました。
これは鉄道ファンの方も楽しめるのではないでしょうか。
時刻表眺めてるだけで、何時間でも楽しめちゃうし。
この他にも、もちろん炭鉱に関する展示があります。
ここまでは1階のスペースで、確かこの1階のスペースだけなら無料だったと思います。
この先、2階のスペースへと移動するのですが、ここからは入館料として大人1,080円掛かります。
そして、2階のスペースへ向かった後は、一方通行の順路になっています。
入館時に告げられますが、一度、2階へ足を踏み入れると、出口までの間にお手洗いはありませんので、その点は注意が必要です。
さて、2階へと上がります。
何か凄いところに出た気がする。
このメッセージが一体何なのか、というのを見忘れたので、何とも言えないのですが……。
こちらは至って普通の展示ですね。
空間を上手に使っているというか、落ち着くというか。
最盛期の小中学校だそうです。
今では考えられない数の小中学校がありますね。
数だけで言えば、都心に近いベットタウンという感じでしょうか。
ここにもありました、鉄道の遺品。
見るだけでも30分は必要ですね。
こちらは炭鉱のトロッコです。
ここに座って移動してたわけですが、天井が低く足元も広くありません。
かなり窮屈だったのではないでしょうか。
この先は、炭鉱現場の一日が写真と共に展示されています。
まず出勤をして
準備運動を
この日の役割や流れを確認
ここで一服しておかないと命に関わる事故につながりますからね。
必要最小限の荷物だけ持って
入坑
ということで、この先は
地下坑道へと向かいます。
ケージに乗って、いざ1,000メートルの地下へ。
この景色ともお別れです。
相当深くに潜りますからね。
地下1,000メートルにやってきました!
ここでは、当時の作業の様子や道具が展示されています。
昔は手作業でやっていたものも、徐々に機械を使うようになっていきました。
緊急事態の時は防護服を着た人が助けに行きました。
手に持っているのは命綱だそうです。
現場で使われていた標語です。
電話などの通信機器の展示もあります。
さらに奥へと進んで行きましょう。
地下1,000メートルにやってきたはずなのに、窓から外の景色が見えるのは、ただの幻覚です。
マネキンの中で一番怖かったやつ。
このマネキンが動き出したら、恐怖でしかない……。
ちなみに、左側のは全身を映す鏡です。
さらに地下へと潜っていきます。
炭鉱は奥深く続きます。
模擬坑道の歴史が紹介されています。
この中を皇族の方々が見学されたのですね……。
写真から何となくわかるかもしれませんが、かなり暗いです。
さらに奥深くへと進み
ここが最下層になります。
階段を降りて左手がこの景色です。
一番奥まで行くと、坑内作業の様子が再現されています。
ここから石炭を削り取り
ベルトコンベアに載せて
トロッコに移し替えて
地上へと運んでいきます。
明るくなっているのが出口です。
ここまで暗い道が続いてきたので、恐怖心はないのですが、地上の明かりを見るとほっとしますよね。
ちなみにこの坑道内、エレベーターを降りたあたりでは、携帯電話は圏外になっていました。
長い階段を上り切ると地上に出ます。
外から見た出口はこんな感じです。
こちらは特別天然記念物に指定されているそうです。
これが石炭の元なんですね……。
中央付近に見える屋根は、先ほど通った地下坑道の一部です。
展示物はこの他にもたくさんあります。
所要時間は60分と書いてありましたが、展示物を流し見程度で移動して、そのくらいの時間が掛かりました。
展示物の説明をじっくり読むと、数時間は必要だと思います。
石炭博物館という名前ですが、それに付随した鉄道や、街の様子も紹介されています。
夕張の事を知るなら、この石炭博物館は外せませんね。
長くなったので、まだまだ続きます。