【北海道20181006】北海道・厚岸&夕張の旅 そのいち~第56回あっけし牡蠣まつり~
概要
今回の目的地は、厚岸(あっけし)からの夕張です。
厚岸は道東に位置する地域で、釧路から東へ1時間ほど車を走らせたあたりにあります。
厚岸で有名なものといえば『牡蠣』です。
厚岸の牡蠣は、他の地域の牡蠣と違い、身がふっくら大きくて、一年を通して生食用としても提供できるのが特徴です。
牡蠣といえば広島産や三陸産なども有名ですが、厚岸の牡蠣は他の牡蠣と比べて、とにかく大きいのです。
そんな牡蠣の産地、厚岸では毎年『あっけし牡蠣まつり』が開催されています。
今回は、そのお祭りに参加しつつ、厚岸の牡蠣を堪能したいと思います。
たんちょう釧路空港へ
先ほども触れた通り、厚岸は釧路の近くですので、まずは釧路空港へと飛び立ちます。
荷物を片付ける手間を省くため、今回はキャリーケースではなく、旅行かばんを用意したので、手荷物は預ける事無く搭乗口へ。
直前に、搭乗口がバス連絡へと変更になりました。
機材が小さいので、恐らくバス連絡になるだろうな……と思っていたので、ある意味予想通りです。
バスに揺られて機材の前へ。
最後の方のバスに乗り込んだので、機内に入るだけで時間が掛かります。
沖止めの場合、このように外で待機することになります。
乗ってきたバスは、全員降ろしてそそくさと帰っていきます。
その真横を大型機材の飛行機が通過していきます。
さすが羽田空港といった感じで、ひっきりなしに飛行機が目の前を横切っていきます。
このように撮影していますが、この時点でも階段手前まで列が伸びていました。
決して、飛行機を撮りたいから粘っていたわけではありませんので、念のため申し上げておきます。
ようやく機材に乗り込みます。
うちが乗り込んだ後の客は、中型バスに乗せられていたので、そのバスを待ってからの出発となります。
そのバスの到着が遅くなった関係もあって、出発は15分ほど遅れました。
こういう時、バス連絡だと時間が掛かるんですよね……。
飛行機はC滑走路から離陸。
ほどなくして、ベルト着用サインが消えます。
今回も例のごとくプレミアムクラスなので、食事が付きます。
時間もあるので、ゆっくりといただいて、釧路到着までくつろぎます。
釧路到着後、ボーディングブリッジにはこのような貼り出しがありました。
飛行機搭乗時、手荷物収納で通路を塞がないようにというお願いでした。
キャリーケースが座席下のスペースに入るとはとても思えないけど。
ところで、この絵なんですけど
描かれている鶴、何か見覚えがあるんですよね……。
どこで見たんだろう……と思ったのですが
これか。
ということで
釧路に到着しました。
到着ロビーにはちょっとした展示物もありました。
今回のお祭りのポスターです。
ということで、いつもの通りにレンタカーで向かいました。
あっけし牡蠣まつり
車を走らせること80分ほど。
子野日公園に到着しました。
どんな感じのお祭りかといいますと
こんな感じです。
中央の遠くに見える建物付近が駐車場です。
駐車場から左側の出店の間を通って、広場へと抜けるコースになっています。
出店では、新鮮な牡蠣の他、あさりなども用意されています。
それを右側の広場で、バーベキュー形式で食べるという流れです。
「バーベキューセットなんて持ってないよ」という方も大丈夫です。
このように、バーベキューに必要なものは全てレンタルできます。
牡蠣はひとつ100円から200円程度ですので、仲間内でがっつり牡蠣を楽しむなら、レンタルした方が良いでしょう。
もちろん、バーベキュー以外でも、出店で焼いた牡蠣が用意されていますので、少量で良い方はそちらを利用しましょう。
夕食があったので、ここではあえて食べませんでしたけど。
厚岸漁協協同組合直売所へ
会場から今日の宿へ向かいます。
途中、漁協の直売所へ寄り道。
ポストの上に何かいます。
うみえもんというキャラクターのようです。
このキャラクター、色々こだわりがあるようで
このようなパーツで構成されているようです。
建物内に入ります。
顔出しパネルがありました。
これだと『あさり』要素が無くなるけどいいの?
この漁協の直売所では、このようなものがあります。
売店の水槽にいる牡蠣を購入して、その場でレンジで蒸しガキにして食べる事が出来るのです。
(水槽は顔出しパネルの後ろにあるものではなく、別の場所にあります)
牡蠣の料金は、大きさにもよりますが、1個150円程度とかなりお手頃価格です。
レンジは自由に使えるので、祭り期間外でも、手軽に牡蠣を楽しむ事が出来ます。
もう少しぶらぶらしましょう。
道の駅 厚岸グルメパーク
恒例となりつつある道の駅です。
ここは高台になっているので、遠くまで見渡すことが出来ます。
天気が良くないので、景色もいまいちですけど。
移動中も気になったのですが、海上付近に雲のような霧が立ち込めていました。
ちなみに、4年前に撮影したのがこちら。
この道の駅では、牡蠣祭りに合わせて、こんなイベントが行われていました。
牡蠣の殻の枚数当てです。
さらっと「正解した方」と書いてありますが、正解する人なんているのでしょうか……?
日が暮れてきたので、宿へ向かいます。
今日の宿・ホテル五味
今回の宿はホテル五味にしました。
宿の写真はぶれていたのでありませんが、本当に駅前にあるんですよね。
歩いても1分掛かるかどうか、という距離にあります。
お楽しみの夕飯ですが
新鮮な海の幸がたくさん揃っています。
旬のさんまは焼き魚と刺身の両方あります。
牡蠣料理が少ないように見えますが
生牡蠣も用意されています。
奥の鍋では
あさりが蒸されていました。
恐らく花咲かにでしょうね。
焼き牡蠣もありましたし
牡蠣のベーコン巻きという創作料理
牡蠣鍋もあります。
蓋してあったのは、牡蠣鍋でした。
見てくださいよこの肉厚の牡蠣を。
これは焼き牡蠣です。火が通っているのにもかかわらずこのふっくら感。
口に含めば濃厚な汁が口いっぱいに広がります。
そして何より、最初の写真にあった牡蠣フライです。
あまりにクリーミーな牡蠣だったので、まるでクリームコロッケを食べているかのような感覚でした。
あ、ちなみにフライは牡蠣フライです。厚岸の牡蠣は、火を通してもふっくら感はそのままなんですよ。
最後はデザートのシャーベットをいただきました。
これだけあれば、充分に牡蠣を堪能できます。
用意された牡蠣は、全部で15個だったと思います。
牡蠣が好きな人なら堪らないですよ。この牡蠣料理の数々は。
食後は少し散歩を。
さすがにちょっと食べすぎた感じもありましたので。
調べたら、ちょうど列車が到着する時刻だったようなので、駅まで行ってみました。
ひっそりと佇む駅。
辺りは静けさに包まれています。
駅の案内も、電光掲示板もありません。駅員さんもこの時間は窓口にはいませんでした。
一人寂しく列車を待っている時でも、この遠くに光る明かりを見ると、どこか心がほっとする……。
線路を刻む音が、少しずつ大きくなっていく。
この列車に乗って、今日も家へと帰って行く……。
という感じでしょうか。
乗るために列車を待っていたわけではないのですが、このライトを見るとどことなく安心感があるんですよね。
時刻通りに、きちんと列車がやってくる。
それだけでも、安心感があります。
この列車は釧路から根室へ向けての最終列車です。
橋の上にいたので、中の様子は分かりませんでしたが、恐らくそんなに多くの乗客は居なかったでしょう。
駅前には、家族を迎えに集まってきた車たちが、列車が離れると同時に少しずつ街中へと消えていきます。
駅まで車で迎えに来る光景は、都心部でも見かけますが、都心部とはまた違った雰囲気があるんですよね。
都心部とは違い、バスは走っていませんし、駅前の人通りもありません。
駅前に居酒屋もありません。とても静かです。
その雰囲気が、どこか寂しくて、どこか温かくて、どこかほっとするような、そんな感じがします。
こうして、厚岸の夜は静かに更けていくのでした。