【北海道20180924】北海道・根室の旅 そのさん~かえりみち~
根室駅へ
最終日は天候によって行き先を変える予定でした。
晴れていたら野付半島へ、曇り空だったら……適当に。
天気予報では晴れるとの事でしたが、外に出てみたらどんより曇り空。
根室駅に来てみましたが、こんな感じの空模様でした。
ということで、ゆっくりと空港へ向かうことにします。
根室駅に来た理由は、特に何もないのですが……。
根室駅は日本最東端の有人駅です。
『有人駅』という表現だと分かりにくいと思いますが、簡単にいえば駅員さんが常時、切符売り場などにいる駅です。
無人駅に関しては後程。
こちらは観光協会などが入る建物の入口にあったものです。
幸せを呼ぶフクロウだそうです。
この建物内では
日本最東端到達証明書や、日本最東端の駅到着証明書がもらえます。
こちらの証明書、アンケートを書くともらえるのですが、そのアンケートはカウンターの手前にあります。
根室に関するアンケートを答えると、証明書が受け取れます。
声かけは不要と書いてありますが、黙って持って行くのも何なので、ひと声掛けるのが良いと思います。
日本最東端の駅へ
証明書を貰って帰っても良かったのですが、せっかくなので日本最東端の駅へ向かいましょう。
日本最東端の駅『東根室駅』です。
こちらは根室駅と違い、無人駅となっています。
東根室駅のように、明らかに誰も居ないことがわかる駅もあれば、駅舎がある無人駅もあります。
仮に駅舎があっても、駅員さんが居なければ『無人駅』になります。
他にも簡易委託駅とかあるけど、その辺は省略します。
地図を見ると分かりますが、東根室駅よりも少し西側に根室駅があるので、駅としての最東端は東根室駅になるのです。
ただ、単純に考えると「最東端は根室だから根室駅が最東端の駅」となってしまうので、根室駅でも有人駅としてアピールしているのではないでしょうか。
階段の下には
駅ノートがありました。
こちら、駅の設備ではなく、有志の方が設置しているものです。
駅ノートを簡単に説明すると、訪問した事を記していくためのものです。
どこからどうやって来たか、この駅に訪れた時の感想、これからどこへ行くのか……。
記入する内容は自由です。中には絵を描く方もいます。
こうした訪問記録を残す事で、後から来た人が「以前はこんな人も来てたのか」と読み返して楽しむ事が出来るのです。
駅ノートは、1日数本しか停車しない駅などにも設置してあるので、次の列車の待ち時間の暇つぶしとしても有効なアイテムです。
ただ、これはあくまで駅の設備ではないので、「駅ノートはこちら!」といった看板を設置する事は出来ません。
待合室などがあれば、パンフレットと一緒に置いてあるのですが、このように駅舎が無い場合は、どこにあるか探さないといけません。
駅によっては、駅名標のすぐ脇にあったり、割と目立つところに設置されている場合もあります。
ところでコンテナが綺麗なんだけど、つい最近設置された訳じゃないよね……?
駅ノートの話はこの辺にして。
駅へと入ります。
こちらが時刻表と運賃の案内です。
このような無人駅から乗車する際は、乗車時に車内で発行される整理券を受け取り、下車駅で精算することになります。
本数は上下合わせても11本しかありません。
駅名標です。
「にしわだ」になる前は「はなさき」(花咲)駅がありました。
時刻変更のお知らせです。
最初、住宅街だから通学等で乗降に時間が掛かるのかと思ったのですが、どうやら『日本最東端の駅』のために停車するようですね。
列車の本数が少ないので、根室駅から徒歩で向かう方も多くいます。
この他、バスで向かうこともできます。
駅前ターミナルから公住循環線に乗り
光洋中学校前で下車します。
こちらは駅前ターミナル方面のバス停です。
根室駅からの場合、反対側のバス停に降り立ちます。
バス停を降りるとすぐに、東根室駅の案内が出ています。
時刻表がありますが、日中時間帯に60分間隔で運転されています。
駅は路地に入って100メートルほど、数分で到着します。
鉄道の時間が合わない時は、バスによる訪問も使えます。
風連湖へ
次に訪れたのはこちら。
『風連湖』です。
こちら、『道の駅スワンねむろ44』が目印になります。
実は別の目的で、道の駅を利用したんですけどね。
湖の様子ですが
やはり曇天では、綺麗に見えませんね。
ここはひとつ、晴天時に撮影したものを載せておきましょう。
昨年は帰ろうとした日以外は晴天に恵まれたんですよね。
こちらには遊歩道も設置されているので、晴れた日には散策するのも良いかもしれません。
今回は天気も良くないですし、主目的はこちらではないので、ささっと次へ向かいましょう。
春国岱原生野鳥公園
実は先ほどの道の駅を利用した目的は、こちらへ向かうためでした。
何度も車で通り過ぎていたのですが、時間もある事ですので、どんな感じか見てみようと思いまして。
現地を通過した後だったので、折り返すために道の駅を利用したのです。
国道から逸れる道が分かりにくいんですよね……。
この場所からは
このような湿地帯が見られます。
曇天だから、あまり良い風景に見えないのが残念ですが……。
駐車場近くには、見慣れない足跡がありました。
一番気になるのはこちらです。
この橋が妙に真新しいのに対し、渡り切った先は砂利道という。
橋の名前は『春国岱橋』です。
竣工は平成25年11月ですので、今から5年前になります。
橋の前後は坂になっていて、道幅は車1台分ほど。
橋での行き違いは難しいので、通行の際は橋の反対側の様子を伺いながら行きましょう。
この橋からの眺めは
こちらが湿地帯側。
こちらが海側になります。
海側が根室市街地の方向になります。
遠くには野鳥が多数いました。
一応、デジカメの望遠を使ってみましたが、これが限界ですね……。
そして鳥の名前を知らないという……。
看板があったので撮影。
このころから少しずつ青空が見えてきました。
高台があったので、海の方を見てみます。
野鳥たちが羽を休めていますね。
さて、そろそろ移動しましょう。
道の駅おだいどう
このまままっすぐ空港へ向かっても時間が余りますし、少し遠回りしましょう。
今回の旅行で一番北海道らしい写真です。
しばらく車を走らせて、到着した先はこちらです。
道の駅『おだいどう』です。
ここは
白鳥台という場所のようです。
ここからの眺めというのが
青空の方が何倍も景色が映えますね。
というか、このくらいまで天候が回復するなら、野付半島でも良かったのですが、さすがに根室駅の時の天候だと……。
ここでゆっくりしても良かったのですが、さすがに時間が足りなくなってきたので、少し先を急ぎます。
北海道最後の食事へ
カーナビをセットしたら
どこまでも続く直線道路が待っていました。
Googleマップで見ると
水色の線の少し上に道がありますが、この道の入口です。
地図通り、ひたすら直線の道路でしたね。
そして向かった先がこちらになります。
やっぱり最後も寿司ですよね。
昼時でしたが、ちょうどタイミング良く、数分程度の待ち時間で着席できました。
青ぞい
旬さんま
この日は『新さんま』ではなく『旬さんま』という表記でした。
ネタ切り落とし軍艦
こちらは根室本店には無かったメニューですね。
昼と夜の違いかもしれないけど。
熟成ひらめ昆布〆
真いわし
本鮪炙りほっぺ
生サーモン
さんま(アンコール)
いわし(アンコール)
戻りかつお
これにて、北海道の寿司巡りはお開きにしました。
うーん、満足満足。
帰路へ
レンタカーを返却して、根室中標津空港へ。
時間帯的にも、人が多かったので、昨日のうちに撮影しておいて良かったです。
撮影し忘れていたのはこちら。
エレベーターの前に設置されたモニターです。
このモニター、エレベーターの内部が映し出されているのです。
誰も乗っていないと思ったら、中から人が出て驚いたという経験、誰でもあると思いますが、このモニターがあれば未然に防ぐことが出来ますね。
本当は防犯などの目的なんでしょうけど。
天気が良いのと、新千歳便が出発時刻近くだったので、展望デッキへ行ってみました。
山の方は、半分くらい雲に覆われていますね。
飛行機は手荷物をすべて詰め込み、最後の乗客が乗り込みました。
タラップを収納して出発準備をします。
地上係員がプロペラの動きを確認します。
問題無ければ、飛行機から離れて滑走路へ移動します。
そして新千歳空港へ向けて飛び立ちました。
手前では、羽田空港からの飛行機の受け入れ準備が始まっています。
飛行機を眺めた後は、搭乗手続きを。
このタイミングで、団体客が既に到着していたので、手荷物預け所も保安検査場も混雑していました。
出発案内はテレビ画面で。
ふと、制限区域外を見ると
通過した際は、右側の扉の手前が最後尾だった保安検査の列が、かなり伸びていました。
特にやることも無いので、優先搭乗にて機内へ。
定刻通りに離陸をし、しばらく上昇を続けます。
雲の上の景色です。
飛行機でしか見られない景色です。
帰りもプレミアムクラスなので、軽食が用意されました。
さっきは少し控えめに食べたので……。
追加で飲み物を頼んだら、こちらのお菓子を用意してくれました。
岩手のお土産のようですね。
飛行機は気流の関係で遅れた……そうですが、15分程度の遅れだったので、特に気にすることはありませんでした。
羽田空港到着後に。
この機材は折り返し、広島便になるようです。
この後はいつも通りのルートで帰宅しました。