未定

未定。すべてが未定。

人生は未定。何も定まってない方が、自由に生きる事が出来る。

このブログも未定。どのようになるかも分からない。

SFC修行している記事:https://901-sfc.hatenablog.jp/

2018年7月以前の記事(アメブロ):https://ameblo.jp/kumai-3







北海道・礼文島の旅 そのいち~礼文島初上陸~

概要

SFC修行をしているのもあって、旅行の頻度が高くなっていますが、3週間ぶりに北海道へ行ってきました。
今回の目的地は、礼文島です。

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礼文島は地図で分かると思いますが、北海道の北部(道北)にあります。
礼文島へ行くには、稚内利尻島からフェリーを利用します。
検索すると、『礼文空港』というのが出てきますが、現在は休止中のため利用できません。


そんな北海道の離島に行ってきました。



稚内空港

まずは稚内空港へと向かいます。

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前回と同じ便で移動となります。
同じ便だったからか、今回もWi-Fi未対応の機材になりました。
その代わり、ラジオが聴けるので良いんですけどね。


今日は満席の予約とのことでしたが、普通席にも若干の空席が見られました。
そして、プレミアムクラスの方は、半分しか埋まっていませんでした。
しかも、進行方向左側の座席しか埋まっていないという状態。
隣にも人が居たのですが、右側の空席へと移動したので、今回も隣が空席の状態での移動となりました。


安定飛行となったところで、朝食が用意されました。

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こちらが今回の朝食となります。
スープはネギが主体となっていました。
個人的には前月のオクラの方が好みでしたね。


外の景色はすっかり秋めいてきていますね。

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しばらくすると、利尻島

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礼文島が見えてきました。

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飛行機はここから左旋回をして、折り返す形で稚内空港へと着陸しました。
到着はほぼ定刻通りでした。



連絡バスでフェリーターミナルへ

最近の旅行は、空港からレンタカーという事が多かったのですが、今回は空港連絡バスに乗って移動します。

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見た目が東急バスっぽいのは、宗谷バス東急グループだった名残です。

バス乗り場には、フェリーターミナル行きと、宗谷岬経由フェリーターミナル行きが停車していました。
フェリーターミナルへ向かうには、前者の『フェリーターミナル』と書かれたバスに乗り込みます。
宗谷岬経由のバスも、最終的にはフェリーターミナルに到着しますが、到着が15時30分となりますので、これから向かう礼文島行きのフェリーには間に合いません。


バスに乗り込んで40分ほど。

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稚内フェリーターミナルに到着です。

入口には、フェリーターミナルから向かうことのできる利尻島礼文島の案内がありました。

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ちなみに今回は礼文島の方ですが、利尻島の方は地図の通り、道路が環状線状になっているので、文字通り島を一周して観光することが出来ます。
礼文島は島の西側に道路が無いため、折り返してくる事になります。
正確にはハイキングコース的なものならあります。


フェリーの乗船ですが、指定席となる1等客室などは予約が可能です。
2等の自由席は当日、窓口または自動券売機で乗船券を購入することになります。
自動券売機は現金とEdy対応です。
クレジットカード利用する場合は、窓口にて購入することになります。
窓口は乗船の1時間ほど前から開きますので、時間がある場合はその間に買い物などを済ませておきましょう。
実際、空港連絡バスが予定より30分程度遅れての出発となったのですが、窓口が開放される30分ほど前には到着しました。


フェリーは定員に達し次第、受付終了という事だったので、窓口が開く時間に並んで待機していました。
そして

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往復の乗船券を無事に入手できました。
なお、往復割引はありませんが、乗船する予定があるなら購入しておいた方が良いと思います
特に帰りは、島巡りやお土産探しに時間を取られてしまいがちです。
乗船券が予め用意されていれば、出港の10分前までに乗り場へ到達すれば間に合います。
ちなみに結果論ですが、割と時間に余裕が無かったことを先に述べておきます。


乗船券を手に入れたら、お待ちかねの昼食タイムです。

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セイコーマートのホットシェフ(さんま蒲焼重)です。

フェリーターミナル内にはレストランもあります。
場所は乗船口のある2階です。

ちなみにセイコーマートはフェリーターミナルを出て5分ほど歩いたところにあります。
稚内駅前にもセイコーマートはありますが、そちらはホットシェフが無いので、利用するならフェリーターミナル近くのセイコーマートが良いです。
セイコーマートのホットシェフですから、美味しいのは言うまでもなく。
それでいて低価格という、とてもありがたい存在です。


のんびり食事をしていると、乗船待ちの長い列が出来ていました。
2等は自由席ですので、より良い場所を確保しようという事でしょう。
実際、乗船口に来た段階で、場所取りの荷物が置かれていたくらいですし。

うちは甲板さえ出られれば、座席は無くても耐えられるので、列が捌けるのを待つことにしました。



礼文島

ようやく人が捌けたところで乗船しました。

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乗船した景色を撮影しようとしていたら……

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渡り板が外されました。
そして

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扉が閉まりました。
どうやら、最後の乗船客だったようです。

フェリーは定刻通りに出航となりました。

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稚内市内に別れを告げます。

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こちらは、稚内フェリーターミナルを出てすぐの海面の様子です。

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湾内の航行という事もあってか、それほど速度は出ていません。
今のうちに船内を探索してみましょう。


甲板席から2階(乗船口が1階として)に行ってみます。
すると、中央に仕切りがありまして

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この先にはセレブな方々しか入れない聖域となっていました。
ちなみに1等ラウンジ席は4,730円、2等席は2,470円です。


フェリーが沖合に出ると

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このように、利尻島が姿を見せました。
これから徐々に近づいていくことになります。

しばらく潮風に当たっていると

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かなり遠くに来ていました。
といっても、ひとつ前の画像から30分ほど経っています
周りに対象物もないですし、見た目では全然離れていかないんですよね。

反対側を向くと

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遠くにフェリーの姿が見えました。
恐らく、利尻島から稚内へ向かっているフェリーでしょうね。

先ほど、稚内フェリーターミナルを出てすぐの海面の様子を紹介しました。

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こちらが出航して1時間ほど経った海上の様子です。

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色が違いますね。
海の深さが違うから、でしょうか……。

礼文島が近づいてくると

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お出迎えするかのように、ウミネコが平行してきました。


ところで、先ほどから手すりを掴むと、何だかざらざらした感触があったのです。
最初は砂ぼこりかな……と思ったのですが、指先が汚れていないのです。
そこで、手すりの下を覗き込んでみたところ

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ざらざらの原因は塩だったようですね。
航行中、波しぶきが上がることもあったので、そういった海水が手すりに付着したのでしょう。

そして、いよいよ礼文島が近づいてきました。

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建物の姿が見えるくらいの距離までになりました。
ほどなくして

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香深港フェリーターミナルに入港となりました。

フェリーは定刻通りに香深港フェリーターミナルに到着しました。



礼文島に到着

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礼文島に上陸!


下船すると、観光地らしく顔出しパネルがありました。

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撮影される人が3人以上いないといけない仕様です。

隣には

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礼文町のマスコットキャラクター『あつもん』がいました。
『あつもん』は、レブンアツモリソウの妖精だそうですよ。

ターミナル内に向かうと、様々なツアーや旅館のお出迎えが待っていました。
その中に、今回お世話になるところの方がいたので、顔合わせしてから少しだけ表に出て撮影を。

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フェリーの到着を受ける形で、バスが停車していました。
こちらはストコン行きです。
前後左右には、このようなラッピングが施されていました。

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このバスは定期観光バスのような感じですが、こちらは路線バスになります。

せっかくなのでフェリーの写真も。

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今回乗船したのは、ボレアース宗谷でした。
ホームページで船の概要を見たのですが、座席数が夏期だと550名なのに対し、夏期以外だと500名となっていました。
確か、甲板席が50席と船内に書かれていたので、もしかしたら夏期以外は甲板席が利用できないのかもしれません。
真冬に甲板に出たいかと言われれば、出る気はしないけど……。

さらに、フェリーの隣には

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海上自衛隊の『くまたか』が停泊していました。
最初は天皇陛下の護衛のためかと思ったのですが、どうやら翌日の一般公開日に合わせて入港したようで。
この日、天皇陛下は隣にある利尻島を訪問されていました。


一通り撮影したところで、車に乗り込んで宿泊先まで届けてもらいます。


今回の宿

今回の宿泊先は

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『ネイチャーインはな心』さんです!

『はな心』は『はなしん』と読みます。


ここを選んだ理由はいくつかあります。


1.一人旅応援プランがある

地方の宿泊施設の場合、二名様一室からのプランしかなくて、宿が見つけられない時もあります。
そんな中、こちらは一人旅を歓迎してくれるのです。
しかも、一泊二食付きで、お値段が10,000円(税抜)とかなりお得なのです。


2.大浴場がある

「小さいながら」と言いながら、家庭のお風呂とは比べ物にならない大きさのお風呂があります。
手足を伸ばして湯船に浸かると、疲れも一気に吹っ飛びますからね。
ユニットバスでシャワーだけ……という事態を避けられます。


3.セイコーマートが徒歩圏にある

重要です。かなり重要です。
……半分冗談ですが、実際にコンビニが近くにあると、何かと便利です。
冷たいお茶が飲みたい。ちょっと一杯ひっかけたい。そんな時でも、気軽に行くことができます。
営業時間も24時までですので、夕食後の散歩がてら行くのも良いと思います。


今回、バス・トイレ付の新館に宿泊しましたが、どうやら新館に宿泊したのは、うち一人(一組)だけだった模様。
本館だとトイレが部屋に無いという事で、夜中に寝ぼけ眼でトイレへ行く時に不便かな……と思って。
部屋にあれば、浴衣が着崩れていても問題ないけど、部屋を出るとなると、さすがにそういうわけにはいきませんからね。


宿に到着したのは17時頃ですが、夕食は18時からということで、部屋で少し休んでから食事会場へ。
こちらが用意された夕食になります。

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すごい豪華です。

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鍋と焼き魚です。

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鍋にはキノコや野菜がたっぷりです。

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お刺身などの食材です。
夏という事もあって、割とさっぱりしたものが中心となっていますね。

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茶碗蒸しなどもありましたが、やはり注目は何といっても

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ウニですよウニ。
やっぱり旬のウニは格別ですね。

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白米と

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お味噌汁です。
素朴な味わいがまた素晴らしい。



夕食後に

すっかり満腹になったところで、セイコーマートまで散歩することにしました。
明日の行程上、飲み物を補給する時間が確保できるか微妙だったので、ここで行ってしまおうと思いまして。
それと、夕焼け空を撮影したかったので。
外に出ますと

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夕陽にうっすら染まった利尻富士の姿が見えました。
山頂まではっきりと見えますね。

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岩場ではウミネコたちが休んでいました。

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今日という日が終わろうとしています。

歩き始めて5分ほどで、セイコーマート前に到着しました。

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そろそろ日の入りの時刻ですね。

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子供たちが遊んでいったのでしょうか。
小石がいくつか置かれていました。

何をしても、絵になる光景です。
同じ北海道でも、中心部などでは味わえない時間が、ここにはあります。
島のゆったりと流れる時間を、体感するのも良いと思います。


これだけ天気が良いのですから、星空も良く見えそうですね。
そこで、星空を眺められそうな場所を訪ねたところ、宿の向かい側にある、海へ続く階段を数段降りた辺りが良いとのこと。
周辺は明かりがあるので、海の方に行った方が見えやすいとのことでした。

実際行ってみたのですが、最初のうちは宿の明かりなどがあって、良く見えなかったのですが、だんだんと暗闇に目が慣れてくるにつれて、見えてくる星の数も増えていきました。
利尻島の時は宿の人に連れられて、星空が良く見える場所まで行ったのですが、車を降りた瞬間に広がる星空がとても綺麗で。
今回は時間が経つにつれて、徐々に広がっていく星空というのが、とても有意義な時間で。
何時間でも外で眺めていられる、素晴らしいひと時でした。
利尻島の時はいろいろ説明もあったのですが、その代わりというか時間に制約がありました。
こちらは一人で眺めているので、誰にも邪魔されることはありません。
星座に詳しくなくても、満天の星空を何も考えずに眺めているだけで、心が浄化されていきます。

他の宿泊客も来るかと思いきや、誰も来ませんでしたね。
聞こえてくるのは、波の音だけ。
本当の意味で、無数の星空を独り占め出来ました。


こうして、礼文島の1日目は終了しました。